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2004年04月25日(日) 奇跡の治療院。

●肩とか首が痛くて眠りの浅い毎日。
 昨日は気分が悪くなって、昼夜の間、楽屋のソファーでダウン。寒気までしてきて、まずい状態。

 今日も痛みがあって、これでは先々やっていけない、と、終演後は次作の稽古場には行かず、半日休むことにする。
 帰る前に楽屋でプロデューサーに症状を訴えていたら、主演俳優のマネージャーが、
「いいとこ知ってるわよ。いく?」
と言うと同時に電話していて、電話すると同時に、もう予約してくれていた。


===

診療後。

もう、感動と感謝の嵐。

 紹介してくれた主演俳優の名前の力か、すぐに院長が出てきてくれて。
「ここまで筋がはってたら、マッサージしても駄目。かえって腫れてくる。ほら、ここ痛いでしょう? 普通の人は痛くないんだよ。この筋がここからここまで張ってるから痛くなる。今治すからね。(バキバキッ×10)あなたの場合は、この胸のところ、ほら、ここまで筋が張ってる。奥の奥から張ってる。筋肉をもんだって駄目なんだよ。今楽にするからね。(バキバキッ×15)どう?ほら、さっきのところ、痛くないでょう? あとはかなり鬱血してるから、循環をよくしよう」
院長はここで退場。弟子が現れ、背中に軟膏を塗ってじっくりなでさすってくれる。

診療室を出るときのわたしの驚きたるや!

なんだか背負子を二つばかり置いてきたみたい。軽い軽い。
自分の首と肩が、こんなに軽かったなんて。

症状が重いからしばらくは一週間に一度くらい通わないとすぐに元に戻ってしまうと言われたものの、そのときだけでも、自分の体がそんなにいっぺんに変わってしまうなんて、思ってもみなかった。
もちろん、痛みがすべて取れたわけではないけれど、明らかに、体が違う。

半ば強引に予約してくれたマネージャーに感謝だなあ。

●朝、掲示板を開いてみて、治療院を友人が紹介してくれているのを発見。でも、本当に時間が出来るまで行けないな、と思っていた。
 でも、今日、こうして半ば強引に予約してもらって行った治療院で、感動的に体が役になった。半ば強引だったからこそ、行った。ありがたい。

 自分の体のことは自分がいちばん知っているから、などとよく嘯いてみるけれど、なんの、なんの。自分の体の訴えさえ、なんにも分かっていない自分がいる。

 柔らかい心で、いなければなあ。
 軟らかい心で、人とつきあわねばなあ。


 


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