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●昨日、絶不調と記したのを消してまで、奇跡的な回復と感動を書いたのだが、奇跡が持続したのは一晩だけだった。長い時間をかけてため込んだ疲れは、やはりそう簡単には消えてくれないらしい。 それにしても。 一晩だけにせよ、なぜあれだけ体が軽くなったのか? 15分ほど体を触ってもらっただけで……? 何もわからないとコントロールも節制も努力もできないので悔しい。いつか大病することがあったとしたら、医者に分かって自分に分からない病気の実態に、わたしはいらいらするに違いない。 知ることのできることは、すべて知りたい。
世の中は知りたいことだらけで、その知りたいことの山に押しつぶされそう。
わたしには、穿つべき自分の道がもうあるし、残りの人生はそれで手一杯だろう。でも、知りたい知りたい。なんでも知りたい。
疑問を持てば、どんな分野でもどんどん穿って知りたくなる。
●というわけで、わたしの仕事机は、今、読むべき本と見るべきDVDが山積み。書籍の半分以上が戦争関連で、一冊読めば、また別の視点の一冊を読みたくなる、読書の連鎖が始まってしまっている。 それなのに、仕事仕事で、自分の時間がほとんどない。
人生はかくも短いのだと、若いうちから気づくほどわたしはクレバーではなかった。馬鹿なことばかりで大騒ぎしてきた若い頃を悔やむ気持ちはさらさらないが、でも、今は時間が欲しい。ようやく「考える」ということが出来る年齢になったのだもの。
●こんな風に思っていても、恋人が戻ってくれば、それだけでもう何もいらなくなったりする自分がいることも分かっている。 ただ隣にいるだけで、何も生まず、何も得ず、ただ時間が過ぎていっても満足できることがあることは分かっている。 そう思うと。 ああ、人生ってなんて短いんだろう。 もう半分以上終わっちゃったよ。
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