Nintje!日記...Nintje!

 

 

Dr乾の診察室・その2 - 2002年10月29日(火)

<マツヒヨ>
アニプリでの乾海「河原でプロポーズ」放映記念!
トミーとのリレー小説です。

以下の小説は多分にエロを含んでおりますので15禁とさせていただきます。
おかあさんに見られて怒られちゃっても知らないゾ☆
履歴はちゃんと消去しようネ!

その2の担当は、トミーです。↓↓↓覚悟の決まったひとはGO!

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「帰るのは勝手だけど・・・途中で、薬が効いてきても知らないよ」
意味もなく余裕綽々の乾がクスッと鼻で笑う。
その全てを見透かしたような乾の微笑に腹立たしさを感じ、かぁっと頭に血が昇った。
「・・・二度とこんな所に来ねぇ」
いつもより、更に低く響く薫の声。
あからさまに怒りを現した薫の言葉に臆する事無く、乾は微笑んだまま。
キッと肩越しに乾を睨みつけると、そのままドアの方へ勢いよく歩き出す。
その瞬間。

視界が揺れた。
下半身からくるむず痒いような感覚に眩暈を起こし、歩くどころか立っていることもままならない。
「なっ・・・・」
思わず口からそう零れると、締め付ける胸の鼓動に手を当てながら閉じたドアにもたれかかる。
急激に襲い掛かった熱に顔を染め、ドアに寄りかかりながらずるずると座り込んだ。
「・・・・はぁっ」
熱い。
吐く息も、しぼり出す声も。
体のすべてを蒸発してしまいそうな熱が、襲い掛かってくる。
ズキズキと脈打つ鼓動に耐え切れないといわんばかりに俯いていた薫の視界に、歩み寄った乾の足元が入る。
「すごいね」
乾の声を聞き、ハッと顔を上げる。
「通常なら、薬が効き出すのは服用後10分はかかるっていうのに」
乾は薫の目の高さと同じ位置にしゃがみこみ、先程見せた不敵な笑みを薫に向けた。
そっと右手を差し出し、薫の頬を包み込むように触れる。
「・・・・・・ッ!」
怯えるように肩をすくめ、逃れようと寄りかかったドアに背中を密着させる。
触れられた頬が熱い。
「・・・こんなに薬が即効するなんて、カンジやすい性質なんだね」
熱に犯され、潤んだ瞳で、精一杯乾を睨みつける。
そんな顔で睨んだって全然怖くないよ、と言わんばかりに、乾は一瞬微笑んだ。

「こっちにおいで」
そう言うと、乾は立ち上がりながら、硬く強張った薫の左腕を掴み無理やり立たせる。
「や・・・やだッ・・・」
体全体で抵抗するが、さらに強い力で引き寄せられ、抱きしめられた。
「はな・・・せ・・・・!」
「辛いだろう?・・・今、楽にしてあげるから」
腕の中で体を捩らせ、力なく抵抗する薫の顎を掴み、上を向かせる。
「は・・・ぁ・・・」
厚ぼったく、艶のある唇が薄く開き、そこから生まれる熱い吐息が乾の顔をくすぐる。
薫の目には、もう抵抗の色はなかった。
「いい子だ」
喉を鳴らし、にやりと笑った乾の顔を見た瞬間、薫の中で何かが途切れた。



...




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