五行日記
ガム

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■ 動けよさらば充たされん。

「所謂」も「結局」も「抑」もいらない。

真面目にやってる人間を茶化す言葉もいらない。

必要なのは行動。行動を伴わない言葉は認めない。

口先だけで飯が食えても、そんな歳の取り方は認めない。

僕は躰で飯を食う。それで腹一杯食ってやる。

2005年11月30日(水)

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■ 往復葉書。

同窓会の案内が届いた。

少し前の僕なら迷わず欠席に○を付けただろう。

今の僕は迷いながらも参加に○を付けられずにいる。

行きたいような、行きたくないような。

先に立つ後悔の丈を比べてみたり。

2005年11月29日(火)

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■ 忌々しい今。

その時は分からなくても

後になって分かることがある。

あの時は分からなかったけど

今になって分かったことがある。

惜しむらくは今。今であること。

2005年11月28日(月)

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■ 現職≠適職。

IQと適職が分かると言う番組を見てみた。

流石に2時間も脳みそを使うと疲れてしまう。

結果は右・右タイプで人志向タイプだとか。

今の仕事を適職とする脳と真逆という判定。

そう言われても何だか、ねぇ。

2005年11月27日(日)

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■ 小春日和の深呼吸。

予定もないのに生憎の小春日和。

折角なんでと部屋の空気を入れ換える。

冷たい空気が入り込むたびに膨らむカーテン。

まるで呼吸をしているみたいに。

僕も少し深呼吸をして窓の外の明日を見た。

2005年11月26日(土)

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■ 駐輪場の冬。

煙のような息を吐いて、蒸気機関車のように走る。

燃料は石炭じゃなく、炭火焼きの珈琲。躰が温まる。

ハンドルを握る剥き出しの手だけが、熱を奪われ悴む。

日に日に少なくなる駐輪場の自転車。

風に煽られても、支える仲間がいないくらいに。

2005年11月25日(金)

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■ 不意打ちパチパチ。

また彼奴が現れた。そういう季節になった。

現れたと言っても姿を現すことはなく、

いつも不意を衝いて襲ってくる卑怯者。

いつまた襲われるかと戦々恐々。

そのせいか髪もだいぶ逆立ってる。

2005年11月24日(木)

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■ アマにはないけど。

風雨時々虹、最悪のコンディションの中で行われた

今期最後のサッカー、所謂球納め。

振り返れば躰も気持ちも衰えた一年だった。

そしてそれを象徴するような今日だった。

今日引退を表明した彼のように僕も…なんて少しだけ。

2005年11月23日(水)

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■ おとなのふりかけ。

地下に潜って不機嫌なコピー機と格闘。

「あの時といい、今といい、つくづく地下に縁があるな。」

なんて思ってニヤけながら。

でもこんな日に限って白のワイシャツ。

気付いたら、所々に黒の斑点。「お?トナーのふりかけ?」

2005年11月22日(火)

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■ にがイヌ、あまイヌ。

それが嘘でも本当でも関係なかった。

嘘を吐かれたとわざと思い込んで、

遠吠えする気力もない最低の負け犬になった。

美味いと思わない缶コーヒーをあえて飲んだら

押し付けがましいその甘さが苦々しい数年前を蘇らせた。

2005年11月21日(月)

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■ 行く季節、サル季節。

特に予定の無かった午後、

メールに呼び出されて急遽フットサル。

体育館の床、スパイクのないシューズ、小さなボール。

まだ違和感はあるけど春までのお付き合い。

熱気が目に見えるこれからの季節を楽しもう。

2005年11月20日(日)

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■ 瞼の裏側。

何となく重い瞼の裏側で考える。

この世の中には必然より偶然で溢れてる。

約束や契約は偶然をほんの少しねじ曲げるだけ。

そうじゃなきゃ僕は今を説明できない。

偶然を運命なんて思わせぶりな言葉で飾ることはない。

2005年11月19日(土)

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■ 不満の花火。

3人で持ち寄った不満の火薬。

それぞれ色の違う火薬は、ひとつになって、

思いの外、いい色、いい形の花火になった。

気持ちや考えを共有できる仲間がいるのは心強い。

今度はもっと楽しい花火を打ち上げよう。

2005年11月18日(金)

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■ 僕の目。

僕の視力は弱いけど、遠くばかり見ている彼らより、

しっかりと足下を見ている。

僕の視野は狭いけど、明後日を見ている彼らより、

確実に今を見ている。

身の程は知ってる。そしてその活かし方も。

2005年11月17日(木)

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■ 霧切り舞。

頭の中に立ちこめる深い霧。

晴らそうとしても晴らそうとしても切りがない。

分かって欲しいとは思わないけど

何で分からないんだろうって不満は募る。

まだ支度が出来てない心に冬が舞った。

2005年11月16日(水)

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■ 動かない時計。

文字通り時が止まって、今、文字盤通りの時間ではない。

ただ電池が切れただけなのに、重くのし掛かる違和感。

それまで当たり前だったことが、当たり前じゃなくなる不安。

いつか僕の電池も切れて、動けなくなってしまうんだろう。

当たり前のことだけど、今はまだ当たり前のことじゃない。

2005年11月15日(火)

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■ 1/wゆらぎ。

沈黙のリズムが違う。

揺動のレンジが違う。

いつも澄んだ水がいいとは限らない。

何も住まない水がいいとは言えないように。

ただ浅い底が見えて失望が水面を撫でる。

2005年11月14日(月)

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■ 着信あり。

腹を上に向けて水に浮かぶ死んだ魚。

似たようなもんだ。殆ど何も変わらない。

枕元で着信ありを知らせるランプが点滅してるけど、

死んだ魚の目には映らない。映るはずもない。

何のための今日で、何のための僕だ。

2005年11月13日(日)

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■ そう。

いつかそうなるような気がしてる。

今日か明日か明後日か、いつかは分からないけど漠然と、

いつかそうなるような気がしてる。

それは望んでることなのか、望んでいいものなのか、

薄皮一枚の下でそうなった後を考える。

2005年11月12日(土)

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■ 7人の敵。

男は敷居を跨げば7人の敵がいると言う。

その一方で敵の敵は味方という言葉もある。

そう考えると意外と味方は多いのかもしれない。

どこからどこまでが味方かなんて分からないけど

根拠のない安心感で今日も眠れたりするのです。

2005年11月11日(金)

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■ アイロニー。

くだらない、くだらない、最低な一日は、

最低な朝で始まって、最低な夜で終わる。

非協力的な上司達に囲まれ、

持て余すほどの仕事に有り付ける。

なんて幸せな一日。くだらない一日。

2005年11月10日(木)

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■ 日常の隙間風。

日常と、非日常の隙間で爪先立ち。

バランスを崩して倒れたら、僕はどっちへ転がる。

僕を倒そうと、今日も風は強く吹く。

だけど風は、隙間だらけの僕を素通り。

空気を切り裂く音だけ残して。

2005年11月09日(水)

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■ リトル・プリテンダー。

どいつもこいつも芝居がかってると思った。

そいつらに負けないよう、頑張って自分を演じてきた。

それに疲れて演じるのを已めたら、自分が分からなくなった。

見失った自分を取り戻そうと再び演技を始めてみたけど、

周りから少し浮いて、気分だけが少し沈んだ。

2005年11月08日(火)

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■ 消えない対岸の火事。

受け入れがたい事実。

直接的な影響はなくとも知ってしまったことで

鉛を飲み込んだように躰が重くなってしまうような。

対岸の火事であって欲しいと思うのは逃避なのか。

時間の止まった彼らはいつまでも燃え続けるというのに。

2005年11月07日(月)

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■ 冬が来る。

言葉が浮かばず日記が滞る。

日々の思いは色付くことなく枯れて散る。

空の色さえ忘れてしまいそうなこの頃。

足踏みをすることもなく同じ場所に留まる。

僕の中にも冬が訪れようとしてるみたいだ。

2005年11月06日(日)

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■ 除きたい闇、覗きたい奥。

その闇は思っていた以上に深いようだ。

僕の小さなランタンじゃ奥まで照らすことは出来なくて。

たとえ一瞬でも強い光を出せたならその闇の奥に

何があるのか見られるかもしれないのにって。

昨夜見た稲妻を思い出しながら手探りの午後。

2005年11月05日(土)

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■ 日溜まり猫。

包丁も歯が立たない硬いカボチャでも

加熱することで柔らかくなるように

凝り固まった僕自身を解きほぐしてくれるのは

ただひとつの温もりだと信じたい。

その温もりの中で何も考えずに眠っていたい。

2005年11月04日(金)

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■ 上り坂のような下り坂。

このところ残業続きで生活習慣が乱れているせいか

今まで出たことのないくらい大量の吹き出ものが出現。

お陰でヒゲも上手く剃れない状況。

もうニキビと呼べない歳になって何年が過ぎたのか。

上り坂だと思っていた毎日は急な下り坂だったみたいだ。

2005年11月03日(木)

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■ 蛾になって踊ろう。

焚き付けられてサナギになる。

羽化した自分を想像して身震いをする。

それは甲虫でも蝉でもないし、まして蝶でもない。

多分きっと嫌われ者の蛾になって鱗粉を撒き散らすんだ。

得るものと失うものの間を、行ったり来たり舞い踊りながら。

2005年11月02日(水)

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■ 強い光ひとつ。

光を浴びて輝くのも悪くはない。

だけど僕を照らす光はひとつでいい。沢山はいらない。

照らす光の数だけ僕の影が出来るけど

光が多ければ多いほど影は薄くなっていく。

強い光をひとつ浴びて、濃い影をひとつ自分にしたい。

2005年11月01日(火)
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