TOI,TOI,TOI!


2002年08月31日(土) 食

なんか無性に果物が食べたくなった。しかも普段余り食べない種類の。

パイナップル、ゴールデンキウイ&梨

を買ってきた。

ちなみに普段よく食べるのは、りんごやバナナ。

西洋梨じゃなく、あのまん丸い梨。
NASHIというシールが貼ってあり、
八百屋さんいわく、トルコ産らしい。
たまに売ってるのを見たことはあったけど、買ったのは初めて。
懐かしい味〜!おいしいね〜梨は。

ゴールデンキウイは、黄色いキウイ。
普通のキウイよりなめらかで、甘い。

こちらの人って、果物もナイフとフォークで上手に食べる。
これはなかなか見た目にも美しい。
たとえばメロンとか。フランス人はやはり上品だったなぁ。
ドイツ人とフランス人って本当に全然違うんだね。

フランス人って食事の時、食べ物の話題ばっかりらしい。
それだけ皆が食にこだわってるし、そりゃおいしいわけだ。
そういえば、台湾もそうだったかもなぁ。台湾もとっても食事がおいしい。
ああドイツ人は違う〜と思った。
食にこだわりがないんだなぁ。興味もないんだなぁ。

昨日、友達と8人ぐらいでドイツ料理のレストランにいった。
みんな、ドイツ料理なんてすっごく久しぶりと言いながら。
こないだモーツァルトの「狩」を弾いてきたので、
「狩人のシュニッツェル」にした。(シュニッツェル=カツレツ)
まあたまには良いね。やっぱりこういうもんはビールには合うね。
フランス料理はやっぱりワインが合うし。

私はワインの良し悪しって実はあんまり分かんない。
なので、ワインを飲む時はひたすら黙ってるか、
周りの人の反応を見て、
「ん〜おいし〜〜」
と言ったりしてます。

あ、でもやっぱり思うのは、
日本食が一番です。


2002年08月28日(水) 出会い

「音楽をやっていて、素晴らしいことがあるのよ。
それは、人と出会うこと。
音楽によって人と人が繋がっていくのって、本当に素晴らしいことよ。」

高校生のときまでついていた私の先生が、当時の私に言ってくれた言葉。

この言葉の意味は、深い。


コンサート本番は24日。
その前10日ほどの間、私達はソ-リャックという村に滞在した。
田舎の小さな、本当に素敵な村だった。
カルテットのうち女子3名はパスカルさん宅。
男子1名はジャンさん宅にお世話になることに。

パスカルさんの家は、なんとお城(を改築したもの)!
そのお城の広い庭で、ありとあらゆる種類の野菜を育てていた。
しっかり味のするズッキーニ、アスパラガス、ちっちゃくてすごく甘いプラム。
新鮮でおいしいこれらの野菜や果物を私達にもどっさり分けてくれた。

私達4人は、朝、昼は自炊し、夜は村の人が順番に招いてくれたので
私達にとっては毎晩パーティだった。
どの家でも、ほぼ自給自足。

ジャンさんの家とお城の間には川が流れている。
ある日、村の人がたくさん集まって川でピクニックをした。
川で泳いだり、カヤック(一人乗りのカヌー)に乗ったりした。
村の子供達はカヤック大会をしたり、川で綱引きをしたり、運動会をしていた。
水着を着てた私とNは綱引きに呼ばれた。子供も大人も関係なし。呼んだだけそのチームの人数が増えていくというめちゃくちゃさがまた楽しい。
川のなかに腰まで浸かって足踏ん張れないし無理がある。「無理あるよね」と言ってNはず〜っとウケていた。

ある日は、ギさんという人の家に招かれた。
隣りの家まで1キロあるという、ものすごいところにギさん家族の家はあった。
11世紀からあるという家だった。
だいたいどの家にも犬を飼っていて、この家にもかわいい犬がいた。
こいつは、
「ぱくっ」
と飛んでいるハエを食べていて、笑えた。

ジャンさんちのバルーという犬はめちゃくちゃかわいかった。
ついでにいうと18歳の息子ピエールもとってもかわいかった。


イギリス人のアンドリューさんの家にも招かれた。
アンドリューさんはお酒が大好き。食前酒のマスカットのお酒がとってもおいしかったので5杯ぐらいいただいた。製氷マシーンがあったのがすごかった。
こんな田舎の真ん中で、自動製氷機に出会えるとは驚いた。
アンドリューさんちは部屋のインテリアがまた素敵だった。
バスルームは緑、寝室は青、客室はピンク、と、色が統一されていて、
すっごく素敵。
この夫婦は、引退してこの村に移り住んできたという。
現役時代はさぞかしバリバリに働いてたのだろうと思う。お金があるからこんなに優雅に暮らせるのだ。
バリバリ働いてバリバリ稼いだあと、こうして老後に好きなことをして生きるのって本当に素敵だな。
彼らはとても幸せそうに見えた。


ジャンさんは男手ひとつで男の子二人を育てたんだそうだ。
男3人家族、心があったかくなる素敵な家族だった。



P君は、ジャンさんに10日間息子のように扱ってもらったそうだ。ジャンさんちでのパーティの日、ジャンさんちの電話が鳴ったのに気づいた彼は、隣りの部屋にいるジャンさんを、
「電話ぁ!」
と日本語で呼んでいた。素(す)だった。
「息子みたいに扱ってくれるから、こっちも自分のおやじみたいになってきちゃったよ」

ジャンさんは始めの頃、私達女3人に対してどう接したらいいか分からないみたいな感じだった。英語が苦手だったからというのもあったと思うけど、私も英語が苦手なのもあって、ちょっと人見知りの性質が出てしまった。

22日の夜、パスカルさん主催でお城でコンサートをした。
パスカルさん夫婦がとっても喜んでくれて、ほっとした。
終わった後、ピエールとしゃべってたら、ジャンさんがもう何も言わなくても喜んでくれたのが一目でわかるって顔をして、私のところにやってきた。
ジャンさんはフランス語で私にすごい誉め言葉をたくさん言ってくれた。感動したよ!と言ってくれた。ピエールがそれを英語に訳してくれた。
ピエールは、「ノブコはシャイなのに、バイオリンを弾く時は、全身ノリノリで弾いていた!びっくり」
と言っていた。
「彼女はシャイではない。」とピエールに告げるN。

24日のコンサートにもジャンさんは来てくれた。
会場は満員。私達のコンサートはそのホールのこけら落としだった。
会場はまだ未完成で、空調設備が整ってなかった。
その日はあいにくの雨。私達は全身汗だくになって弾いた。
そして、会場は全く響かなかった。残響ゼロ。

力が出し切れず悔しい気持があるのは確かだ。
お客さんからお金を取る以上、プロとして聴かせなければならない。
プロというものは本当に厳しいもんだというのがよく分かった。

それでもお客さんは喜んでくれた。ジャンさんは立ち上がって大きく手を振ってくれた。涙を流してくれたらしい。

悔いはあるものの、それは技術的なことについてであり、
お客さんが喜んでくれ、私達も楽しんだのだから、それだけを考えれば、本当に最高の本番だった。
お客さんのひとりひとりが、ここに私達の音楽に出会うために集ってくれたのだ。
ありがたいことだ。
だって、聴いてくれる人がいなかったら、音楽は在りえない。
当たり前のことみたいだけど、すごくそう思った。
お客さんあっての演奏者だ。

プロというもんは厳しい。
厳しい世界に足を突っ込んだと思って、これからも勇気を持って精進していこう。
厳しかったけど、そのおかげで、この演奏会ひとつのためにたくさんの素晴らしい出会いができたのが、本当に尊いことだと思う。
今日はここに村人のことを中心に書いたけれど、私達のコンサートが成功するために走り回ってくれた人がまだまだたくさんいる。

日本人のMさんとその家族がフィジャックの時からいろいろと私達のお世話をしてくれ、応援してくれているのには、どれだけ感謝しても足りない。
そもそもMさんの人脈(ジャンさん)から、この私達の出演が決まったのだ。

グラマ音楽祭はかなり組織がしっかりしていて、何もかも完璧だった。
実行委員長自ら、コンサート当日の昼にパーティをしてくれたり。
世の中にはいい人がたくさんいたんだなと思った。

実行委員長ベシエさん宅の生後4ヶ月の子犬は、本当にめちゃくちゃかわいかったよ〜。追いかけっこをして遊んだよ。


2002年08月10日(土) ドイツお買い物事情

洗ったあとの食器を乾かしておくやつ。
こう・・・皿を立てるようにして。
あれって何て言うんだろ?日本語でも分からない。

今住んでいるところには、これが無くて、
こないだハラトモさんちにいったとき、そこにも無いのを確認してきたため、
買うことにした。
無いと意外と不便で。
ちなみにフロイデマンのところには自動食器洗い機があった。

「Geschirrspueler(自動食器洗い機)」という単語は、
教科書に出てきたとき印象的だったので、それ以来忘れてない。
これって普通に家庭にあるもの?・・・ってそういう印象。
何度辞書を引いても覚えられない単語ばっかりなのに・・・こんなのだけなぜか頭に残るってのはどうなんだろう。
去年の2月に初めてドイツに来た時に、あるドイツ人の人の家にいったとき、食器洗い機を見て「食器洗い機」とつぶやいたら、とても驚かれた。
そりゃ、ぜ〜んぜんしゃべれない子から、いきなりそんな単語がとびだしてきたらびっくりするね。

これって普通に家庭にあるものかどうかは、私の知る範囲ではそうだと思う。
もちろん一人暮らしの学生は持ってないけれど。
日本よりは普及していると思われる。
とかいって実は日本も・・・?私が知らないだけだったり?

話を戻します。
昨日、あのカゴみたいなやつを買いにいったのだが、どこに置いてあるか聞こうにも何て言うものか分からず、自力で探そうとうろうろしてたら店の人に声をかけられた。
「私が探してるのは、食器を洗った時・・・置く・・・乾かすために・・」
とたどたどしく説明する。
分かってくれたようだが「あっちの方」と言われ・・・結局自力で見つけた。

「Geschirrspuelkorb」と書いてあった。
辞書を引いたら、かごのことを「Korb」というらしい。

今、バーゲンなので、ちょっとついでにふらふら。
今は学校が18時(土日は17時)に閉まっちゃうので、その後こうやってふらふら散歩したり街に出たりしてます。店は20時ぐらいまで開いてるし、21時を過ぎても日が落ちないので、ふらふらするにはいいのです。

まず下着、やっぱり今日も収穫なし。
ドイツ、下着、だめです。以上。(これ以上書くと私のプライバシーが・・・)

ジーパン、今のはもういつ買ったか忘れたぐらい長くはいてて、
もう穴があいてるので新しいの買おっかな〜と思い、ふらふら。
女物のジーパンはほとんど全部、腰ばき+すそ広がり。
少なくともSALEになってるやつは全部。
・・・腰ばきとは言わないか。何ていうの?hip hang?Low waist?おなかと背中が冷えるのね。
すそは、ブーツカットね。私は身長155センチなので、絶対ストレート。
レギュラーとかストレートとかそういうのが好き。
ジーパン=丈夫で長持ち派。ストレッチも×。

ジーパンは買わず、SALEで14.95ユーロ(約1800円)の楽そうなパンツを見つけたので、買った。
でも、お直し6ユーロ(約700円)。商品の値段とのバランスを考えるとなんとも・・・。

まとめとしては、
ドイツ、食器洗い機が普及している。
ドイツ、下着が最悪である。
ドイツ人女子、ヒップハングを好む。
(多少おなかがプヨプヨしてても、かまわず出す出す!)
ドイツ、お直しが高い。

こんなところでしょうか。


2002年08月06日(火) 兄さん姉さんとお別れ

日本のオケの団員サンであるハラトモさん。
去年9月からの1年間の留学を終え、帰国して仕事に戻ります。

今彼女が住んでいる部屋に、次私が住むので、いろいろ置いてってくれます。
テレビ、譜面台、洗濯物ほし、ドライヤー、調理器具や食器類、浄水器に、
セーター、マフラー等のお下がりも。
全部で25ユーロで譲ってくれた。
25ユーロ=3000円。
テレビだけでも100ユーロですから。

ハラトモさんは、「私は1年だけだからさぁ」って言って、
本っ当〜に必要な生活用品だけ買い揃えて、余計なものは買わないってことで、
テレビもずーっと買わずに我慢してたのね。
でもある日、我慢できなくなって買っちゃった。
けっこう帰国までもうすぐだったのにね。
理由は
「ジダンが見たい!!!」

いまだに「ジダンのために買ったテレビ」と言っているので、
よっぽど悔しかったんだろうね。
「ジダ〜ン!怪我すんなよ〜!」

こないだちょっと荷造りを手伝ったけど、本当に物が少なくてびっくり。
郵便で送るダンボールはSサイズ3個。
本人も驚いてた。たったの3個!

また日本での超多忙な生活に戻るハラトモさん。
おもしろいお姉さんでした。
またどこかで会えるかな。


ノモさんは、ノルウェーに引越し。
この前、電話がかかってきた。
「伸ちゃんさ、晩メシおごるからさ〜・・・手伝ってくれぇ〜」
「いいけど〜?私の引越しの時手伝ってくれたし」
「オレさ〜親知らず抜いてさ〜痛えんだよ」
「え〜?」
「ま、じゃ〜よろしく。(ガチャ)」

親知らずって・・・と思いながら家に行ってみると、
頬を腫らしたノモさんがダンボールに囲まれていた。
あと数日で片付けなきゃいけないはずなのに、まだ生活感ありあり。
だいじょ〜ぶ〜?まにあうの〜?

親知らずは「ドイツにいるうちに抜いとこうと思って」この忙しいときに抜いてきたという。
ドイツは保険を払えば、医療費はタダ。学生が保険に入るのは義務となっている。
保険料は一ヶ月50ユーロ強=6000円。
痛かったわけでも異常があったわけでもないのに、タダだから行かなきゃ損!といって抜いてきたそうだ。

しゃべんのも食べんのも痛え。と言ってる彼を見てたら、悪いけど笑った。

とにかく彼は荷造りをし、私は掃除。
窓拭き、ベランダ、台所。
「おっさすが!きれいになった〜。こういうのは女の子がやると違うね!」
とかずっと言ってた気がする。黙々と掃除してると彼が1分おきぐらいに
「痛え〜」
と言うのがおかしくて、ツボに入って困った。

ノモさんがいらないからと言って私にくれたもの。
コーヒー豆挽き、コーヒーメーカー、インスタント食品(味噌汁など)袋いっぱい、ろうそく、缶詰、紅茶、湯のみ茶碗5個(なぜかブランド物)、焼き魚用の四角い皿・・・と、こんな感じ。
ハラトモさんとは対照的な生活をしてたのがよく分かるねぇ。

夕飯は彼の行きつけの中華。
きのうもハラトモさんと来た、と言ってた。
もうすぐこの味ともおさらばだから、と言ってた。
なんか、鴨のから揚げに辛いソースがかかったやつを頼んでた。
「そんなの頼まなきゃいいのに」と言うと
「どんなときでもうまいもんを食うことは大事なんだ。」とか言ってた。
男子の言うことは分からん。
一口ずつ、食べる前に顔を真横に傾けて、
せえの!て感じで口にほおりこんで、そのたびに
「☆っ■▽★〜〜〜〜〜!!!!(いって〜)」
とじたばたして、「だいじょぶ?」というと
「でもうまい」と言う。爆笑。

ノモさん、ノルウェーに遊びに行くよ。
その時は、また寿司握ってね。


2002年08月04日(日) 湿気対策

先月の末は、ちょっと天気が悪く、楽器の調子が最悪になってしまった。
雷がうるさくて眠れない日とかあったし。

日本にいたときは、1年中ケースの中に乾燥剤を入れてた。
ダンピットなんて買おうと思ったことないよ。
(ダンピット=楽器に湿気をあたえるもの)
なぜなら私の楽器は、湿気が多くなると、すぐ「ビー」。
「♪ー」と弾くと「ビー」
「♪〜〜〜〜〜!」と弾くと「ビ〜〜〜〜〜!」と不快な雑音を出す。
普通、ビーの原因は「はがれ」によるもの。
(はがれ=ニカワで接着してる部分がはがれること)
はがれは、くっつけてもらえば治ります。

でも私のは、横板に入ってる1センチぐらいのヒビ。
こいつが、雨が降るとね、ビービービービー騒ぎだすわけ。
もうこいつとは長い付き合いで、慣れっこなんだけどね。

こいつをちゃんと治すためには、大手術が必要。
楽器を開くんですね。パカッと開けるんです。
パカッと開けるためにバリバリバリッとやるんです。
入院期間は数週間、リハビリ期間は数ヶ月、という大手術らしいのね。
あ、もちろんお金もけっこうかかっちゃいます。

こっちにいる職人さんに聞いた話。
ある女性のお客さんが、
「開けるとこ見ていたいんです」
と言うので、彼は、
「見ないほうがいいですよ。ショック受けますよ。けっこうすごい音しますから」
と言ったが、その女性は、どうしても!と引かなかったと。
職「そうですか?じゃあいきますよ〜バリッ!バリバリッ!」
客「!!!!!」
そのお客さん、なんとその場で気絶しちゃった。

まあ私の楽器もね、もちろんいつかは開きますよ。
お金を思い通りに使える身分になったら、かな。
それまでは、「楽器を湿気させない」という方法で生きのびていくしかないのだ。

日本で買ってたような乾燥剤がこっちではなかなか見つけられず、
さあこれからどうしようと思ってたところ、
ある人から、ケースの乾燥の仕方を教えてもらった。

�,泙坤院璽垢涼羶箸鯀管�出しましょう。
�⊃景校罎縫▲ぅ蹈鵑鬚�けましょう。念入りにどうぞ。
��アチチチチチ・・・と言いながら、パリパリになった新聞紙をケースに入れたら、すかさず!ふたを閉めましょう。
注!やけどしないように。
�い靴个蕕�そのまんま。
注!ケース内に熱がなくなるまで、楽器を戻さないように。

なんて原始的な!民間療法ってやつですか?いわゆる。
と思いつつ、やってみたら、大成功!
楽器のビービーは、
「チー」
ぐらいになってた。

それで、私が考えた「もっともっと!民間療法(お手軽コース)」

�,泙坤院璽垢涼羶箸鯀管�出しましょう。
�∪�面所からドライヤ−持ってきて、ゴォ〜っと乾かしましょう。

これも効果はあったみたい。
チーとも言わなくなっちゃったもんね。


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