泡とガラス玉


2006年02月12日(日)      チョコレート


私はこうして背中が痛くなるほど
毎日前かがみになって
外にも出ず
画面に向かっているけれど
心はいつも
何か違う
遠い国に居た

そこは赤い砂漠だったり
空と海の堺であったり
銀河の岸辺だったりするのだけれど


この頃は
いつも君のことを考えている
もっと現実的な世界で。
君がチョコレートを売っているその店までいったことだってある。
大きな自動扉を通り抜け
照れくさそうに目があって
それから手をつないで
どこかに逃げてしまうとか。

それから君の居た大学に行って
同じ講義も受けてきた。
小さな君と公園で遊んでいたりね。
もっと未来にも行ったことがあるよ。


そして気がついたら
仕事が終わっていたりしてね。
毎日とても楽しいよ。
君のお陰で。


  ←    +    →