便蛇民の裏庭
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たいがいの女友達には姐さん、男友達には兄貴、 年上の方にはぼくちゃんで通っている便蛇民ですこんばんは。
今日はお子の参観日。 1時からでした。 特に予定もないのでゆっくりだなと思ってました。 9時半にその電話がくるまでは。
「もしもし?お母さんだけど。今すぐこれるでしょ?おいでね」
「ぇえ?今日は午後から参観日なんだけど」
「今からくれば大丈夫でしょ?待ってるからね」
あぁぁぁぁぁ。 相変わらずだ。
大急ぎでバス停へ。しかしバスは今行ったあとだ。1時間はこない。 自転車に飛びのってJRへ。30分後だ。が、しょうがないから待つ。
我が家から実家まで大体1時間〜1時間半かかる。 実家についたら11時過ぎであった。
「はぁ、はぁ、はぁ。で、なぁに?」
「あのねーパンがいっぱいあるのー。持っていきなねー」
「は?パン?」
「焼きたてのほうが美味しいでしょ」
ぼくの弟はパン職人。 焼きたてパンをたくさん持ち帰ったので・・・・
って市内の端から端まで、ぼくはパンをとりにいったんかい。
ぐはーーーーーーー。
しかもこんなにたくさん。 ぼくはサンタか?これを担いで帰るのか?
持ち帰って食べれそうなのだけより分ける。
弟の部屋を覗くと骸しかいない。 すやすやおねむの骸の寝込みを襲う。 相変わらずピンクのパジャマ姿。
実家にいたのは約20分。 パンを担いでとっとと帰る。 家路を急ぐ。が、1時間はかかる。
母さん、焼きたてパンを食べさせたいって気持ち、ありがとう。 でもなんかね、ちょっとズレてんのよ。 びみょーに不器用よね。
1度家に帰ってパンを置き、すぐに自転車で学校へ。
ぼくを見つけたお子はにっこにこ。 フリースペースから覗いているといつまでもこっちを見て手を振っている。 授業に間に合ってよかった。 ・・・しかしいいかげん前見ろよ。
授業が終わるとお子の同級生たちがよってくる。 じーっと見ている。ニコニコと。
「おぅ、こんにちはっ」
あいさつをすると子供たちは一斉に話しかけてくる。 ぼくは子供が苦手。 でも、子供にはなぜか妙に好かれる。 子供を子供として扱わないからかもしれない。
「Sのお母さんってさー」
「ん?」
「おっきいよねーー」
「おっきいかい?」
「おっきいよー。先生より大きいかも」
「そうかなー」
「なんか男の人みたいだよねー」
「あーーー、よくいわれるけどね」
「なんか、お父さんみたい。違うなー。お兄ちゃんみたい?」
「あははは、そうかー」
「ぼくも大きくなれるかなー」(彼はクラス1小さい)
「なれるさー。すぐだよ。すぐに大きくなるよ」
「ほんとー?Sのお母さんみたく?」
「もっともっとだよ」
「やったーーー♪」
素直な子供は可愛い。素直な子はな。
はーーーーーぐったり。
と、帰宅してみると、母上がいない。 『お友達の家に泊まりに行きます』のメモ。
ヤターーーーーーー♪ 急に元気を取り戻したぞ! あ、でも、ちょっと意識が遠のくのはなぜ?
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