便蛇民の裏庭
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「わざわざ留守電入れていただいたのに その日のうちに電話できなくてすいませんでした」
と、マスターから電話があった。
「熱の方はもう下がりましたか?大丈夫ですか?」
「熱はもうすっかり下がりましたよ」
「あー、でもその声。まだまだ本調子じゃないですね。 早く良くなって美味しいお酒飲みにきてくださいよ」
水商売はまめじゃないとできないのであろう。 ・・・ぼくには向かない商売だ。 ああもうぜーッたいに向いてないね。 それとも仕事だったらまめになれるもんだろうか?
今夜また夜から朝にかけてのハツリ作業のため一時夕方に帰宅した相方。 珍しく、も、ないけれど機嫌が悪く、ぼくにぶつけてくるではないですか。
普段はご飯が炊けるのが7時半くらい。 なのに電話の1本もなく急に6時半に帰宅しておきながら なんで俺の飯のしたくもできてないんだと怒鳴られた日には。 普段帰宅するの11時半でしょ。 違うかい、え? もう終わったからハツリ出なくていいっていってなかったかい?ぇえ?
いつもならハイハイと受け流すぼくですが 受けてたとうじゃないかと立ち上がりました。
とっさの受身の相方。
「腹減ってんだろ。ラーメン食いに行くか」 「行く♪」
会社の軽トラックで帰宅していたため 子供と3人で助手席に乗りました。(キケンですのでやめましょう)
ニンニクてんこ盛入れてネギチャーシュー麺食べました。 今すっごくニンニク臭いです、多分。
いつも一人でお風呂に入るという7歳児。 しかし彼の入ったあとのお風呂のお湯がとんでもないことになっていたりする。
「ぼく、ちゃんと一人で洗えるよ!」
「わかってるよ。でも今日はかーちゃんが洗っちゃる」
濡れてもイイ状態でお子に立ち向かう。 頭ゴシゴシ、耳の裏ゴシゴシ。 体ゴシゴシ、ゴシゴシゴシ。
「きゃはははっ、かーちゃん、くすぐったいよぉ」
「ホレ、くにゃくにゃしない!ちゃんと立つ!」
ゴシゴシゴシゴシ。ゴシゴシゴシゴシ。
「あ、かーちゃん見て見て!ちんちんたってきた!」
「ソコは立たんでよろしいぃ」
「ねぇ、かーちゃんっ」ゴシゴシ
「なんだい?」ゴシゴシ
「タマ洗ってたらくすぐったいんだよ。かーちゃんもタマ洗うとくすぐったい?」
「かーちゃんはタマないよ」ゴシゴシ
「じゃぁなにがあるっていうの」ゴシゴシ
「さー。なにがあったかねぇ」ゴシゴシ
「妹には穴が開いてたよ?」ゴシゴシ
「あーーーー。かーちゃんも同じだわ」ゴシゴシ
性教育をするほどココロに余裕はなかった。
「みせてみせて。同じかどうか見せて」
もしココロに余裕があっても見せる根性はない。
「かーちゃんにはドアがついてるの」
「ぎゃははは!ドア見せて!」
「今カギかかってるからダメだわ」
「カギはとーちゃんもってっちゃった?」
ぎゃはははは!
「いいからよくあったまれや」頭からお湯ざぶーーーーーーーーーっっ
きっと学校でいわれるのだ。 ぼくのお母さんのお尻にはドアがついていてカギがかかっている、と。 ついでにカギはお父さんが持っている、と。
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