便蛇民の裏庭
DiaryINDEXpastwill


2002年05月22日(水) ぼくにボンドをください

子供がビデオを一人で扱えるようになってすぐぼくが行ったこと。
藍染恭子とトレーシー・ロ−ズの裏ビデオを処分したこと。
チョコボールさんと鷹さんも処分処分。



そんなぼくでもイイですか。



さっそく人形劇の人形の頭部彫りに入りました。
まずはせっせと練習。

発泡剤をくっ付けたボンドが古かったせいなのか
きちんとくっ付かないまま固まってしまい、
顔が4分割してしまって微妙に口がパクパク開く。
頭も開くし。
まるで人体解剖図。

削っていくたびに広がるシンナー臭。
そうとう臭かったらしく。
ぼくは麻痺をしていたけれど部屋に入って来る人入って来る人すべて
「うわっクサっっ!」と叫ぶ。

「ねぇ便ちゃん?ほんのり笑顔で削ってるけど大丈夫?」
「・・・ん?(にかっ)」
「あぁっだめだわっ!換気しないと便ちゃん壊れてる!!」

ぼく、シンナー臭苦手です。

その頭部はロビン・ウィリアムス演じたアンドロイドのアンドリューにそっくりだったので
後頭部にでっかく黒いマジックでアンドリューと書かれ、作業デスクに置かれた。

「アンドリュー邪魔ーっ!」
「ひどい!あたしのアンドリューにナニをするの!?」
「あぁ!アンドリューが転がってっちゃったわっ」

アンドリューはみんなの玩具と化している。



お弁当持参でいったのでお弁当を食べていた。

「ねぇ、便ちゃんってさぁ、実はすごく女っぽいのに無理矢理オトコノコみたくしてなぁい?」
「ごほっ・・・そんなことナイですよ?」
「実はすごくオンナノコだと思うなぁ。髪とか伸ばして女らしい格好したら似合うと思う」
「あははは、そんなことナイですってば。コレですよ、コレー」
「なんかね、男の先生とか来るとすごく身構えるというかね。それに意外に人見知りするよね」

気がつけばおやつのケーキを3個も食べてました。

こんなトコで普通に過ごしてるつもりで
そんなふうに観察されているとは思わず。

「便ちゃんはもっとかわいいんだと思うよ?」

そんなふうにいわれたら動揺してしまう。

アンドリュー、ぼくは今からでも、まだ、オンナになれるかなぁ。
かわいく誰かに甘えられるかなぁ。
そっと寄り添っていけるかなぁ。

ねぇアンドリュー?

そっと持ち上げたアンドリューは
笑ったかのようにあごが外れて落っこちた。

「あー、今度はもっと新しいボンドでしっかり密着させないとダメだね」

しっかり密着かぁ・・・
もっと、密着の仕方を学ばないといけないな。
そんなふうに思ったお腹いっぱいの昼下がりだった。






↑エンピツ投票ボタン

My追加


便蛇民 |MAIL裏BBSHOME


↑エンピツ投票ボタン
My追加