便蛇民の裏庭
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2002年05月28日(火) しようがない

会議だった。
といっても真剣なものではない。というと失礼か。
オバケ屋敷を開催するにあたってどんなセットを組むかとか、ナニを作るかとか、
低学年高学年を分けるべきかどうかとか、ダレがなんのお化けになるかとか。

「ゾンビを数体作って寝かせておいてー、
 そのうち一体だけが本物の人間の扮装ってどう?」
「子供たちが通り過ぎたら追いかけるの?イイかもねー」
「でも狭いから子供たちに踏まれるんじゃない?ダレがゾンビやるのぉ?」
「痩せてる人なら平気でしょう。で、追いかける体力がある人」

・・・・・・・・・・。

何でみんなぼくを見てるんですかぁ〜〜〜〜〜

「あと、怖いモノってなんだろう?」
「ニコニコして立ってる嫁姑とかどう?」
「わぁーーー怖いかもーーー!でもそれは子供たちには通じないでしょー」

「じゃぁのっぺらぼうは?」
「あぁ、それは今まで居なかったねぇ」
「白いタイツでもかぶる?」
「それはのっぺらぼうっていうか、変態?」

「私ねー、ダースベーダーやりたいー。
 ダーァダーァダーァダァンダダァーンって。
 それで子供たちの背後から霧吹きで水をかけるのはどう?」

みんな、マジメに話してるの?ねぇ、何処まで本気?



とっとと帰って欲しかったのになぜか学校に残り、会議室で走り回っていた迷惑息子。
他のお子達と遊んでいてくれるならイイのだが
お母さんたちの背後に周り「こちょこちょこちょ!」といいつつナニゲに乳を触る。
おとなしく待っている少女にすりよりキスをする。
・・・ぼくの育て方に問題があるのか。

おまけに。

「○○ちゃんのお母さん、すっごいデブだねぇ!
 いったいナニ食べたのぉ!?」

きゃーーーーーーーーーーーーーーーーーー!
なんてコトいうのよアンタぁ!!

しかもぼくの4〜5倍はありそうな横幅に
ぼくもとっさにフォローできなかったじゃないのさぁ!!

しまいには4歳児を突き飛ばして泣かせてしまった。

ぷちっ




「ちょーーーーっとコッチに来なさい」
「ヤダーお母さん怒るもーん」
「いいからコッチに来なさい」

会議中の母親たちの周りをグルグルグルグル追いかけっこ。

「早くコッチに来なさい」
「何もしない?」
「しないからコッチに来・な・さ・い」

しぶしぶやってくる息子。

「ちゃんと謝りなさい」
「やだ」
「ヤダじゃない。ちゃんと謝りなさい」

母と睨み合い。

「ごめんなさい」
「かーちゃんにじゃなく、あの子にちゃんと謝るの」

4歳児と睨み合い。

「べろべろベーーーーーーっだぁ!」

んにゃろ!

「ちゃんと謝れないのなら一緒に帰ってあげないからね!」

しゅんとなる息子。

「ごめんなさーい」




結局ろくな話し合いもできず帰る時間になってしまった。
トホホホ。






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