便蛇民の裏庭
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2002年06月12日(水) 神様は粋だ

朝から吐き通しでございます。
空腹でウォッカ飲んじゃ駄目です。えぇ、全く駄目です。

相方がコンビニでケーキとマニキュアを買って帰宅しました。

「今朝のこと覚えてるか?」
「なに?」
「お前酔っ払って帰ってきて
 『今トイレで吐いちゃったよぉーーーーぎゃははははぁ!』
 ってうるせぇうるせぇ」
「覚えてない・・・」

正直、お店にいる段階で、あぁ、今日はダメだ・・・と自覚しました。
一応マスターに電話。

「もしもし、お疲れ様です。あの、昨日ご迷惑かけてないです?」
『えぇ、大丈夫ですよ、ちょっとしか』
「ちょ、ちょっとしか!?」
『ビックリしましたよ、あんな乱れちゃって抱きついてくるからどうしようかと思って』
「ま、ま、ま、マスターに!?ぼくがですか!」(血の気がひいていく)
『嘘ですよ(笑)そんな酔ってたんですか?いつも通りだったのに』

あぁ、よかった・・・
もう酒はやめようか、と思った一瞬でした。




結婚9年目に突入ちゅうことで8年も前の話っス。



ウエディング。別に興味はない。
が、どうしても欲しいものがあった。

真っ白なウエディングドレス用のガーター付の下着。

結婚式に関して嬉々として出かけて行ったのはこれくらいなものだ。
下着が好きなのでこれには興味津々。
今よりもずっと胸があり、ウエストも細かったからかもしれない。

「どうさっコレー!見てよー♪」

と、相方に着て見せた。
相方はいきなり襲い掛かってきた。
あっという間の早業。

相方が発情したのは何ヶ月ぶりだったか。
ぼくにではなく、明らかにこの下着に目がくらんだのだな。
・・・毎日着用するべきか?そんなことで悩むのであった。



時期が迫れば迫るほど、ぼくは非常に機嫌が悪かった。
衣装合わせなどしたくはなかった。
まさにこれぞマリッジブルーというのだろうか。

衣装もろくに合わせず、一着だけみて、
これでいいよ、と、それに決めてしまった。
相方は、何着か着てみて燕尾服に決めた。
ぼくも出来れば燕尾服が着たかった。



当日、思いがけずイトコたちが来てくれた。
伯父伯母が仕事で来れなかったので変わりに来てくれたらしい。
ぼくは嬉しかった。
が、相方の親戚はみなひいていた。
BMWで乗りつけたイトコたちはヤクザにしか見えなかった。
実際そんなようなものなのだが。

祖母も来た。

「今日は何の祭りだ?」
「便の結婚式でしょ!」
「便?便はどこだ?」
「ばーちゃん、ココだよココ、目の前」

祖母はずいぶんボケがきている。
しかしそれが演技な気がしてならない。

式が始まった。
緊張して息が苦しい。頭もくらくらする。
すでに母上は泣いている。

ワインで乾杯をする時。
口をつけただけのそれが一気にまわってきた。
た、倒れる・・・
世界が回っている。床が波打っている。



式1週間後、出来たてホヤホヤのお子が入っている事が判明。
式につられて異常に早いつわりが始まったのだった。
(そして生む寸前までつわりに苦しんだのだった)

むむむ。
あの下着に欲情し、相方が襲い掛かってきた日、
君はココに植え付けられたのだね。
(それ以外はしちゃいない)
おかげで母上から「孫はまだか」攻撃にあわずに済んだよ。
神様アリガトウ。



のちに出来上がったビデオを見せてもらったら
式の最中ヤクザイトコ号泣。
パンチパーマがずっと揺れていた。
イイ思い出だ。





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