便蛇民の裏庭
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潤んだ瞳で問い掛ける娘。
「ねぇママ。ママはおばぁちゃんにならないよね?」
「ん?おばぁちゃんに?そうだなぁ・・・ きみが大きくなって結婚して赤ちゃんが生まれたら ママはその赤ちゃんのおばぁちゃんになるなぁ」
しくしくと泣き出す娘。 思わず顔を見合わせる相方とぼく。
「なーんか、マズイコトいったかなぁ?」
「どーした?ん?何で泣くのかな?」
「わたし、けっこんしない!」
・・・・・・???
「いやーパパ的にはそれは一向に構わないんだけどねぇ♪」
コラ待て。
「どうして結婚しないの?」
「ママがおばぁちゃんになるのはイヤなの! ママはいつまでもかわいいママがいいの!」
うわーーーーーんっ!!(号泣)
「よし、わかった。ママはおばぁちゃんにならないようにガンバルよ。 だから泣かないの。ね? きみが結婚して赤ちゃん生んでもおばぁちゃんにはならないから」
「・・・ほんとうに?」
「大丈夫!約束、ね」
「うん♪」
「パパはいつまでもお嫁にいかなくってもうれしいんだけどなぁ」
うるさい黙れ。
「ママだーいスキっ」
「ありがとう、ママもだーいスキ」
「ねぇねぇ、パパは?パパも大スキ?」
「・・・パパはね、ちょっとキモチワルイからイヤなの」
ガーン!
まさに天井からタルでも落ちてきたかのような顔の相方。
「オレのなにがいけないんだ?」
そこでふと口を挟む息子。
「足が臭いからじゃない?」
たて続けにタルが落下してきたらしい相方。 子供は正直です。 ご愁傷様です。
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