便蛇民の裏庭
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2002年10月18日(金) ちゃっかりしてみるもヨシ

今日は学校でアンケートの集計。
お昼には仕事を終えて外に出た。

雨。

雨は嫌いじゃない。
けど。
自転車ごと濡れるのはあまり好きじゃない。

家に帰り息子が傘を持たないで学校へ行った事に気付く。
朝持って行くようにいったのになぁ。

傘を持って息子のお迎えに家を出ようという時に電話が鳴る。

「あ、便ちゃん?今もしかして家にいる?」

「はい、家にいますが(コレから出ますが)?」

「息子さんがね、『ぼく傘持ってないから送ってね♪』って、
 Tさんの車に乗りこんでっちゃったから」

はぁーーーー?

恐るべき我が息子。
ぼくはTさんとそれほど親しくないんですが?

「なんで親しくない人の車に乗ったりするの!乗りなさいともいわれてないのに!」

「だってぼく、傘持ってなかったんだよぉ」

「朝持って行きなさいっていったでしょ!?」

「でも置いてっちゃったんだもーん」

もちろんTさんに平謝りだったのはいうまでもない。



嗚呼、スタッフくんのグラスホッパーが飲みたい。

便ちゃんなぜか服のチョイスがおかしかった。
それを着るとみんな「チンピラみたい」「ヒモみたい」という。
きれいな青のテラテラしたお気に入りのシャツなのに。
その上に羽織ったベロアの上着は紺色のガウンのよう。

笹子を迎えに行き一緒に行きつけの店へ。
キャラが定まらないまま店に顔を出す。
いや、別にいつもキャラを定めて行動してるわけではない。

入り口からこっそり中を覗く。
客はまだ一人もいない。
カレーを仕込むスタッフくん。
店内はカレーのイイ香りに満ちている。

あぁ、ここここ。やっぱりここがイイ。
ちょっとこなかっただけで懐かしさすら感じる。

スタッフくんに大至急グラスホッパーを作ってもらう。
笹子はメニューを見ながら悩んでいる。

普段甘いカクテルは飲まないけれど、ホッパーだけは別。
なんでこんなに気に入っちゃったんだろう。

気持ちよくホッパーを飲み干してから
スタッフくんにビールをご馳走するといったら

「じゃぁ乾杯しますか!」

いや、もう飲んじゃったあとだし。

「イイの、笹子と乾杯してちょうだい!」

迎えにきてくれたオトコノコに一杯飲むかとすすめたら
朝から何にも食べてないという。

「食べないで寝てても大きくはなれないのよ!」

なにやら微妙なオカマキャラがぬけないまま
ぼくはオトコノコと雨の夜のドライブへ。

時間的にお店が開いていない。
ちょうど何処もオーダーストップの頃。

「あ、おいらモス喰いたーい」

「一日食べてないのにそれってどうかと思うよ?」

ドライブスルーでハンバーガーを買い込む。

何かを食べさせたい、という気持ちとセックスは、なんだか似てる気がする。

そんな事をぼんやり考えながら、
次々ハンバーガーを頬張る彼をぼくは見ていた。


便蛇民 |MAIL裏BBSHOME


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