便蛇民の裏庭
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ぼくの写真を見ていた。
「ねぇ、コレ便蛇民?」
その写真に写るぼくは、今とかなり違っている。 9年前、パーマをかけモップのような頭をしていた。
「この人見たことある!絶対見たことある!」 「それはー、某お店にいた時の写真だなぁ」 「え!あそこにいたの?」 「オープンの時から働かせてもらってた」 「オレそこよく行ったよ!」
当時キミ、中学生?
男の子がくるようなお店でもなかったので 男の子に接客するようなことは珍しかった。 そういう場合はたいてい 『プレゼントなんだけど何がイイかなぁ』 と。
たったひとつやたら記憶にあるのは 自分用を買いにきた男の子がいた事。 ネックのコーナーでいろいろつけてみて 一緒に選んであげた。
あぁ、でも顔とか記憶にないや。
…まさかキミ、あの時の少年じゃぁあるまいなぁ。
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