便蛇民の裏庭
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2003年08月05日(火) 現実に触れる瞬間

行きつけの店に相方とおもむき
途中でマスターの事情で店が休みであると知る。

仕方なく姉妹店を訪ねる。

カウンター内の女の子の年齢を知りたがる相方。
訊くと19歳だという。
店員の女の子に自分が何歳に見えるか聞けという相方。
相方がオヤジであることを痛感する。

「27歳ですかぁ?」

いやぁ、優しいねぇきみ。
ありがとうありがとう。

元来酒の弱い相方、もうよたっている。

「おれねぇ、この辺に来たことあるんだよ」
「ふーん」
「っていってもキャバクラ?ピンサロか」
「そうなんだぁ。面白い?」
「って言うか、抜ければいいわけだから」
「そうだろうけどさ」
「しかもその店は1回で2度抜いてもらえるんだよ」

そっか。
ぼくに対して勃たないきみは、他の子になら勃つわけか。
悲しいとか何とかそんなんはなく。
ただ、虚しい感じ。

酒に弱い相方に気遣って
早々に退去することに。

スタッフくんに心配されながら車に乗り込む。

このまま事故って死んでもいいよ。
何がなんだかわからないよ。
ぼくはぼくが欲しているものすらわからない。


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