便蛇民の裏庭
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行きつけの店に相方とおもむき 途中でマスターの事情で店が休みであると知る。
仕方なく姉妹店を訪ねる。
カウンター内の女の子の年齢を知りたがる相方。 訊くと19歳だという。 店員の女の子に自分が何歳に見えるか聞けという相方。 相方がオヤジであることを痛感する。
「27歳ですかぁ?」
いやぁ、優しいねぇきみ。 ありがとうありがとう。
元来酒の弱い相方、もうよたっている。
「おれねぇ、この辺に来たことあるんだよ」 「ふーん」 「っていってもキャバクラ?ピンサロか」 「そうなんだぁ。面白い?」 「って言うか、抜ければいいわけだから」 「そうだろうけどさ」 「しかもその店は1回で2度抜いてもらえるんだよ」
そっか。 ぼくに対して勃たないきみは、他の子になら勃つわけか。 悲しいとか何とかそんなんはなく。 ただ、虚しい感じ。
酒に弱い相方に気遣って 早々に退去することに。
スタッフくんに心配されながら車に乗り込む。
このまま事故って死んでもいいよ。 何がなんだかわからないよ。 ぼくはぼくが欲しているものすらわからない。
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