The Five Senses
DiaryINDEX|past|will
うん。 まだあそこの風を感じる事が出来るし、 あのはだが焦げる感じ、 Walker,Business Buildingsのあの匂い、 明け方の、変わった鳥の鳴き声、 Bedroomの窓からの景色、 時々下の階の人の部屋から聞こえてくる大音量のテクノ、ハウス系の音楽、 キッチンに裸足で入ったときの足の裏の感触、 座りごこちの悪いソファ、 ベッドに跳び込むあの感覚や、あの布団の上で寝る感じ、 そこから照明についているファンがぐるぐる回るのを見ていることや、 その照明や、リヴィングの照明の明かりの具合、 Bathroomの鏡にうつった自分をまだ思い出せる。 クリアーに。
あの階段を上がるときや、そのドアを開けるときのノブをつかむ感覚、 あそこから吹いてくる風や、あの椅子に座った感じは、 それからまだ2日ほどしか経っていないので、 思い出すことは十分に出来る。 しかし、それらはやがて、小さい、些細なものから順に 記憶の中から姿を消し、2度と思い出される事が無いものとなってしまうものがほとんどだ。
出会いは別れであり、それは人に対してだけでなく、 そういった事柄や、感覚、感情、 自分が体験しているものごと全てに対してだと言える.
なんて言うか、でもそんなもんだと割り切って生きていかないと 物事なにも進まない。
前進するのみ。 後退は…たまにでいいだろう。
|