Sotto voce
DiaryINDEXpastwill


2002年08月01日(木) ひとつの死に思う。

同県在住の方なら、ひょっとしたらご存知かもしれない。

新聞やTVニュースにも出たから。

7月30日、とある滝で遊泳中の青年が亡くなった。

この知らせを聞き、私は非常にショックだった。

なぜなら彼とは顔見知り、しかも死ぬ前日に会っているから。

彼は取引先の後継ぎ息子。

品物代を払いに行くといつも彼が応対していた。

人のよさそーな穏やかな笑顔の青年。

その日もいつものように領収書を切り、ちょこちょこっと世間話をして。

まさかその24時間後に死んでしまうなんて、誰が想像するよ!?


ちなみに彼、結婚まで考えていた彼女がいた。

その彼女は妹の友達。

妹は友達の彼である青年とよく遊んでいたから

私よりもショックを受けていたし、

何よりもその彼女が心配だ、と

通夜会場から離れようとしない彼女を連れ出し、

夜遅くまで付き合い、家まで送り届けた。

遺影は彼女と最後に遊びに行ったとき、彼女が撮影したもの。

やっぱり彼女が撮ったやつだからいい笑顔だね、と即決。

両家の親公認だったふたり。

皮肉にも亡くなった当日写真をとりに行き、

彼に渡す約束をしてたのが、まさか最後になるなんて。


親戚の多い家に育ったから、身内の死をいくつも見送ってきた。

でも今回のことはいろんな事情や背景が重なって

なぜかとても複雑な悲しみを覚えた。

人の一生、いつどうなるかわからない。

ひょっとしたら私だって明日はこの世にいないかもしれないのだ。


安積 紗月 |MAILHomePage

My追加