Sotto voce
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2004年06月12日(土) きっと彼はこないだろう。

今、誰もいない事務所でこれを打っている。

会社カレンダーで社休日に当たる為、他のメンバーは全て休んでいる。



同僚T氏、ついに辞める決意を固めたようだ。

やはり社長の仕打ちに耐えられなくなったらしい。

昨日は具合が悪くて休んだことになっている。

本当は彼なりの『出社拒否』なんだが、知っているのは私と同僚K青年だけ。

一昨日の夜、ついに身辺整理をはじめた彼と色々話をした。

律儀ストの彼は、今まで転職する際にはいわゆる「立つ鳥跡を濁さず」できたが、

今回はそれを放棄する、という。

何を言われてもいいから、明日にでもやめたい。

何もかも投げ出してここを去る、とまで言った。


きっと月曜には、何らかのかたちで彼の意思表示がなされるだろう。

でも、彼が会社を去らざるを得ないところまで追い詰められてるなんて

社長はきっと気づいていないのだろう。





彼がいなくなった事務所の今後が気になる。

社長はすぐに後任を連れてくるだろうけど、

そんな中で働くことに何の意味があるのだろう。

逃げ出したと思われてもいい、私もそろそろ身辺整理をはじめようかと思う。


安積 紗月 |MAILHomePage

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