Sotto voce
DiaryINDEX|past|will
私には、心がないのだろうか?
いつも自分のことが精一杯で、相手に言われて、あるいは冷静に考えてみてやっと、
『ああ、そう言うことなのか!』と気づく鈍感さ。
少しは気の利いた人になりたいと、自分なりにアンテナを張り巡らしているつもりだが、
やっぱりどこか抜けていて気づけなかったりする。
最近、私が一番最後に退社することが多く、支店にいる上司からの電話で、
話したりしてるうちに、自分の至らないところをいくつも指摘されて
自分がいかに気の利かない、思いやりのない人間であるかを痛感する。
上司が、神経質なほど他人のことによく気がつくし、
口は悪いけど他人への思いやりがある人なだけになおさら。
上司だって、30にもなった部下に、こんなことを言わなきゃならないのかと思ってるだろう。
上司との電話が終わるたびに、ぼろぼろになっている自分がいる。
彼と話していると、自分で自分を否定せずにいられなくなる。
私には、心がないのかもしれない。
自分のことに精一杯で、周囲の人のことを思いやれない、きづいてあげられない。
これもまた、形は違えど自己中の一種なのかもしれない。
|