Sotto voce
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ああ、まただ。 この場所もわたしの安住の地にはならないのか。
けして他人には見せないようにはしているが 自分の人格の根っこにある真っ暗で陰険な部分が 「誰かに嫌われてるんじゃないか」 「私は最低の人間、誰にも好かれるはずがない」 そんな「嫌われ妄想」思考を植え付ける。
幼少時に、人見知りで臆病でいじめられっ子だった経験が 大人になった今でも事あるごとに心の中にいやな暗い影を落とす。
こうやって仲良く喋っていても、実は悪口言われてるんじゃないかとか そう言う不安定な気持ちにかられてしまうのだ。
今の職場は肉体的疲労はあれど、 精神的に追い詰められることは無かった。 だけど、あることがきっかけで職場全体の空気が悪くなり、 自分が原因でないにせよ、どうしようもない居心地の悪さを感じる。
さっきまで談笑してた人のことを、 3分後には他人に悪口として喋ってるような そう言う同僚たちの姿を見てるうちに、 この仕事についてから現れる事の無かった嫌な思考が むくむくと頭をもたげ始めてきている。
心が乱れてるのは仕事のせいだけじゃないけど 久しぶりに、ああ、生きてくことに疲れたな… そう言う根暗思考にぶち当たっている。
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