Sotto voce
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2007年06月16日(土) 越えられない壁 消えない影。

彼の後ろには
私がどんなに手を尽くしても
壊せない 越えられない高い厚い壁がある

私は彼にとって「絶対」じゃないから
いつだってその存在に怯える

人の気持ちは移ろいやすい
私は彼を縛り付ける鎖にはなれないから
彼がよそ見するのを どこかに行こうとするのを
止めることはできず 留めるほどの魅力もなく
彼の周りに新たにちらつき始めた別の影を
ただいらいらと見つめているしかできない

目の前にちらつく影を振り払えず
そびえ立つ越えられない壁を前に立ちすくむ

壁に怯えず 影も気にしなくなれた時は
そのときは私と彼の関係も終焉を向かえているのだろう


安積 紗月 |MAILHomePage

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