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2004年11月11日(木) 久々コンサート

何ヶ月ぶりでしょうか。
コンサートに、行ってきました!!パチパチパチ!!

しかも、ピアノの、ソロコンサート。
グリゴリー・ソコロフ。
素晴らしかった。
びっくりした。
あっけにとられた。
細かい事は、コンサート日記に書きましたが。
とにかく、楽しくて、幸福な2時間半。

コンサートって、しばらく行ってないと、どうしても面倒になってくるもので。
チケット買うために並んだり、寒い中バスを待ったり。
そのうえ、ハズレなことも多いので、私にしては珍しく、2ヶ月も足が遠のいていたのです。
しかし、まあ、久しぶりに行ったコンサートが、こんなにアタリで、本当によかった。また、足繁く通おう、と、思えるんだもん。

それに、今日のソコロフのコンサートを見ていて、かなり面白かったのは、自分自身の心の動きなのです。
まあ、同じソロピアノコンサートという事で、夏、富山での自分のコンサートを思い出しまして。
まあ、普通なら、プロピアニストと自分とを比較して、落ち込みつつ「反省」する、というパターンかな、と思うんだけど、これが、今回は違ったの。
「また、やりたい。」
そう、思ってしまった。
自分でも、びっくりした。
ソコロフを見ていると、その音楽を聴いていると、弾くのが楽しくて仕方がない、そんな気持ちが伝わってくるのです。
そこには、なんの気負いも、なんの迷いもなく。
ただただ、自然に、そこで、音楽を奏でている。
お客がいようといまいと関係なく、頭でっかちな部分もなくて、ただただ、本当に素直に、弾いているだけ。
そういうのが、ある意味神々しくて、ある意味人間臭くて。
なんだか、いろいろ考えて日々迷っている自分が、アホらしくなってしまいました。

彼は、今、54歳(のはず)。
私も、その年齢になったときに、こんな演奏に少しでも近付いていたい。

練習しよう・・・。

→コンサート日記


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