何ヶ月ぶりでしょうか。 コンサートに、行ってきました!!パチパチパチ!!
しかも、ピアノの、ソロコンサート。 グリゴリー・ソコロフ。 素晴らしかった。 びっくりした。 あっけにとられた。 細かい事は、コンサート日記に書きましたが。 とにかく、楽しくて、幸福な2時間半。
コンサートって、しばらく行ってないと、どうしても面倒になってくるもので。 チケット買うために並んだり、寒い中バスを待ったり。 そのうえ、ハズレなことも多いので、私にしては珍しく、2ヶ月も足が遠のいていたのです。 しかし、まあ、久しぶりに行ったコンサートが、こんなにアタリで、本当によかった。また、足繁く通おう、と、思えるんだもん。
それに、今日のソコロフのコンサートを見ていて、かなり面白かったのは、自分自身の心の動きなのです。 まあ、同じソロピアノコンサートという事で、夏、富山での自分のコンサートを思い出しまして。 まあ、普通なら、プロピアニストと自分とを比較して、落ち込みつつ「反省」する、というパターンかな、と思うんだけど、これが、今回は違ったの。 「また、やりたい。」 そう、思ってしまった。 自分でも、びっくりした。 ソコロフを見ていると、その音楽を聴いていると、弾くのが楽しくて仕方がない、そんな気持ちが伝わってくるのです。 そこには、なんの気負いも、なんの迷いもなく。 ただただ、自然に、そこで、音楽を奏でている。 お客がいようといまいと関係なく、頭でっかちな部分もなくて、ただただ、本当に素直に、弾いているだけ。 そういうのが、ある意味神々しくて、ある意味人間臭くて。 なんだか、いろいろ考えて日々迷っている自分が、アホらしくなってしまいました。
彼は、今、54歳(のはず)。 私も、その年齢になったときに、こんな演奏に少しでも近付いていたい。
練習しよう・・・。
→コンサート日記
|