山ちゃんの仕方がねえさ闘病記
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昨日着てくれた政策推進室の仲間との会話の中で、やはりパソコンは必須だという結論になった。最低でもメールができないとコミュニケーションが断絶してしまう。FM-LOOXかパナのLet's Noteが欲しい。今朝、下水道時代から取引のある古里電気商会にカタログを取り寄せようと電話するが留守電だ。時間を改めて電話してみよう。
点滴後、コルセットの型合わせがあった。妻が自宅に戻っていたので看護師に外来まで連れて行ってもらう。私の胴の型がプラスチックでできていた。なんとぴったりなことか。ガムテープで締め付け立ち上がってみる。座ってもみる。とても楽だ。末綱先生に確認してもらい作業終了。
午後3時から第10胸骨の組織を直接採取する検査だ。車椅子で検査室まで連れて行かれる。しばらく待つと、先発で検査していた隣のベッドの住人野呂さんが出てくる。入れ替わりに自分の番だ。末綱先生、成田先生のほか、今回も中学の先輩看護師厚子さんがいる。 「ちょっとは痛いけどがんばってね。」 と声をかけてくれる。
透視しながら針を骨に刺し、組織を採取するらしい。(バイオプシィ:biopsy) 「最初に局部麻酔をしますから。ちくっと痛いけど我慢してね。」 厚子さんが傍らで励ましてくれる。麻酔の注射は3ヶ所。3番目が最も効いた。押し広げるような痛みがくる。先生が背骨に何かを当てた。 「少し押されるわよ。」 強い力で背中を押される。次に先生の「ハンマー」と呼ぶ声がする。 「衝撃がくるわよ。」 ガンガンと音がしながら背中にショックが伝わる。枕にしがみつく。やっと静かになる。「もう一度」という先生の声が聞こえ、同様に繰り返される。「消毒」という先生の声で終了したとわかる。 「終わったよ。良くがんばったね。」 厚子さんが最初から最後まで優しく気遣ってくれ、成田先生に「私の後輩なのよ。」と紹介している。そうだ、彼女は僕らのマドンナだったんだよ。
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