山ちゃんの仕方がねえさ闘病記
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2013年03月22日(金) 大黒舞その3

 入院のヒマに任せて大黒舞の唄と口上を思い出してみました。全部覚えているか自信はありませんが、思い出したところは合っていると思います。ただどこか抜け落ちているかもしれません。もし知っている人がいたら教えてください。

大黒口上「新玉に今年は大景気、すべての職業は大繁盛。春の初めに種おろしや」
コーラス「さあさあ種おろし、種おろしやー♪」

大「いやー、サテまた何の種おろしたやい」
コ「ィャ正一稲荷の授けたる、早稲の種籾(たなもみ)いまおーろしやー」

大「いやー、生(お)がるも生がったこの苗は」
コ「ィャそごで苗取りャ露もあるし、袖コァ濡れるし取られない」

大「いやー、袖コ刈り上げで取らないか」
コ「ィャそごで娘(めらし)ャドァ襷(タスキ)掛けて、袖コ振り振り取りついだやー」

大「いやー、そごで早乙女(スオドメ)あらためて」
コ「ィャ吉田(よした)のよし子と、米田(まいた)まん子ァエ、これは旦那様の畔(クロ)まわし」

大「いやー、秋にいたりや、畔を枕にかんぶして」
コ「ィャ大槌(おおづぢ)で叩(はだ)いてトミ(唐箕)にかけて、大升(おおます)小升(こます)で計り込む」

大「いやー、それ見てうちの旦那様ニゴニゴと」
コ「ィャそれ見てどなたもお喜び、さぁ何よりも目出度いやなー♪」

ざっとこんなところでしょうか。抜け落ちていたらごめんなさい。私は耳で聞いて覚えましたが、若い人たちは歌詞カードを見て唄うので発音が悪いです。南部弁を正しく発音してほしいです。例えば「早乙女」は「さおとめ」に非ず、「すおどめ」に近いです。

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《「トミ」 大黒舞その4》

 大黒舞の歌詞の後半に「トミ」という農具の名前が出てきます。私は普通にトミだと思っていました。風車を回転させて風を起こし、穀物と殻を分ける、つまりゴミを吹き飛ばすような農具です。

 ところが辞書を引いても「トミ」は出てきません。不思議に思いググってみて知りました。正確には「唐箕(とうみ)」といい、きっと全国的にあるんでしょうね。

 幼い頃、母方の農家で作業するのをよく見ました。近づくと「危ない」と叱られました。今では家の前の小さな田んぼにさえコンバインがやってきて、轟音と共に稲刈りから脱穀まで済ませていくらしいです。後にはコンバインがボン・ボンと藁束を吐き出していきます。

 足踏みの脱穀機やトミの作業を見てからもう半世紀ですが、このトミという機械はまだ現役で活躍中だそうです。
 古いものをYouTubeで見つけました。ガキの頃見たトミそのままです!

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《映画「タイタニック」》

 BSで録画した吹き替え版を持ってきていたので、眠れない今夜改めて鑑賞しています。当初はまだDVDがそれほど普及しておらず、VHSの2巻組を生協に予約して購入しました。娘たちが中学生だったと思います。そして彼女らはディカプリオのファンになりました。

 でも私は彼の生意気さが鼻についてどうしても好きになれませんでした。ところがその後、タイトルは忘れましたが、ディカプリオが障害者の役を演じた映画を見て考えを改めました。素晴らしい演技でした。彼でなくてはあの役はできなかったかもしれません。凄い素質を持った役者だと思いました。

 でもやっぱり洋画は原語で鑑賞するのがいいですね(^_^)V


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