山ちゃんの仕方がねえさ闘病記
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2013年05月25日(土) |
「市民会館」の思い出 |
むかーし三八城山の入り口、今は児童館か孔雀荘跡が駐車場になっている辺りに市民会館があった。貧弱な建物だったがその頃は気にも止めていなかった。
幼いある日母に連れられて大川橋蔵一座の公演を観に行ったことがあった。けっこう前に座れたので、後ろの人が投げた紙テープが後ろこんどにガツンとぶつかり、幼い自分にはかなり痛かったと記憶している。だから芝居よりもテープの痛みの記憶しか残っていない。
学生時代に軽音楽部でロックをやり始めてからも八戸にあるホールはその市民会館のみであった。ある日ロックのシンポジウムがあって、あまり売れていないロックグループと何人かの音楽評論家が来た。その中に湯川れい子もいたのでどうしても聞きたいと思った。そしてパネルディスカッションで彼女が言ったのは 「どうしたんですか、この市民会館は。その辺の小学校の講堂でもあるまいに。市長は何をしているの?」 一斉に拍手が沸き起こった。しかし私は拍手をする気持ちになれなかった。湯川氏の言葉にとても恥ずかしい気分になったからだ。それから数年後近くに県内でも立派な公会堂が完成した。その後しばらく県内の音楽シーンをリードした。
いつもなら付録目当てに手にとってしまうのだが、今回は「人生を楽しくする文房具文具術」という特集記事に惹かれ購入した。
3色ボールペンからブレイクした齋藤孝、作家の伊集院静、建築家の安藤忠雄、デザイナーの水戸岡鋭治らのインタビューが掲載されている。彼らの文具、特に筆記具に対する入れ込みようが伺われる。
自分も文房具には目がない方だから、とても参考になる特集記事であった。私に似た長女は、読み終わったら処分せずに是非見せて欲しいという。付録のオリジナル「To Do List」は長女にあげた。
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