ちょうちょうの気持ち
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2008年08月09日(土) 帰郷:チチシス

5日の夜は泊まり勤務だったのですが夜8時過ぎに弟から

「父が急変した」

と連絡を受け、それから2時間も経たないうちに
亡くなったと知らされました。
夜にじたばたしてもどうしようもないので
朝まで勤務しましたが、早番の上司に話すと
引継ぎもそこそこに帰らせて下さいました。
本当は6日は職場の行事で、わたしも午後からまた
出勤するはずだったのですがお休みさせていただき
急いで飛行機の手配をして、手当たり次第に荷物を
詰め込み、買い物をして羽田行きのバスに乗り込みました。

本当は娘を連れて行くつもりだったけど結局キャンセル。
連れて行っていたらわたしは道中の気が紛れて良かったんだけどねぇ。
息子は翌日にコンクールを控えていたし
父ちゃんは翌々日からどうしても落とせない大切な講習が始まるし、
犬も猫もウサギも、そしてスズムシの幼虫もいるし。
結局のところ母の助言もあって単身で行ったのでした。


父の葬儀は近親者だけの静かな式でしたが、親戚が香典を
相当額包んで下さったらしく(らしく、てのは私一応長女だが
まったくタッチさせて貰ってないので)手出しナシで済みました。
覚悟しといてくれって言われていたんだけどね。
ここ数年はずっと札幌に居て弟が気にかけていてくれたので
私は安心していられましたが、そのことを親戚が褒めたたえると
母が気を遣って札幌に出て行く前の何年かを同居したり、
出て行ったけど借金でめろめろになったところを迎えに行ったり
していた私たち夫婦のことも言うのがおかしくかったです。
どんな親でも親は親だから。
それにしても、あんなに周りの人にイヤな思いをさせたり
多大な迷惑をかけつつ落ちるところまで落ちることもなく
なんとな〜くそこそこ平和に生きてきて、最期はちょっとボケて
良いじいさんになってあっというまに死んじゃって、
彼のしてきた所業の割にはまあシアワセな人生だったのではないかと。
この先、これ以上の負担を弟にかける心配もなくなりました。

来週には早くも納骨されるのですが、わたしは行けないので
遠くからお祈りすることにします。


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