アイ ナンカ イラナイ。
夏野 空の日記

2002年07月14日(日) 彼女が甘い吐息をついた

なんだか先週一週間がとても長く感じた。
金曜日は会社帰りに病院へ行こうと思っていたのだけれど、
今週のSALONには予定が入っていないことを思い出し、
じゃぁ病院は土曜日に行けばいいじゃぁないか、と。
夫と待ち合わせして久しぶりに渋谷の行きつけのお店へ。

ママ久しぶり。
マスターご無沙汰。
ここの料理から遠ざかっていたせいで痩せちゃったよ。

お腹一杯ほろ酔いで帰宅。

土曜日は朝からちょっとバタバタ。
9時前に携帯が「本能」を奏でる。
ネボケた頭で出たら、彼女が切羽詰った声で「今から行ってもいい?」。
どうやらすぐ近くにいる模様。
女のコはね。
いつでもオールカモン。
24時間コンビニ状態。

けれどゴメン。
朝は弱いんだ。
時間の感覚まるでナシ。
「いいよぉ〜」と答えてまた眠る。

ブーーーッ!

我が家のドアブザーは結構な音量で鳴る。
叩き起こされて彼女をお出迎え。

おはよう。
すげー荷物じゃん。
大丈夫?

アイスコーヒーを啜りながら女二人でアレコレ話す。

男ってさ。
彼ってさ。
じゃぁ女ってさ。
貴女はさ。

アタシはね。

二人で眠る。

いいなぁ。
恋人たち。
近くにいればいたで色々面倒なこともあるんだろうけれど。
手の届かないアタシにはちょっとイタイ。

焦げ付いた愛情を少し分けてもらう。

夜は再び彼女達と待ち合わせて、久しぶりにフェティッシュバーに顔を出す。
少し居心地が悪い。
隅っこで。
一人で呑ませて。
いつものテキーラバックだけは変わりなく。

テキーラ
テキーラ
テキーラ

重ねるグラス。
蠍は1匹減っている。
おそらく。

「じゃぁね。」

深夜、SALONに客人アリの連絡。
店を出てタクシーに乗る。

拾ってくれ。
攫ってくれ。
どこかへ。
運んでくれ。

一体どこに、行けるんだ。





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麗香@夏野空 [MAIL] [MILK PITCHER]
 
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