* 世界一ついてない日常 *
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2002年03月25日(月) パソコンに食われた�供Τ板セ劼蓮�.aho」

「翌日──。

 彼はまだごみ箱の中で眠っていた。
 ずっと昔ダウンロードした鈴林あみのエッチ画像に囲まれ、
 さしあたって幸せそうである。
 しかしこの状態で「ごみ箱を空にする」をやられると、
 死ぬどころか消滅してしまうことを、彼は知っているのだろうか。
 男は、にへらと笑った。
 いったいどんな夢を見ているのか。

 と、男の表情に変化が現れた。
 そう、鈴林あみに混ざって、だまされてダウンロードした
 金髪碧眼ナイスボディ〜な、男性エッチ画像にひっかかったのだ。
 苦悶の表情を浮かべ、脂汗を流し、
 『ちょ、待て!?』
 ようやく目を覚ました。
 『どうしようかと思った…』
 何がどうしようなのか、よくわからない。
 しかし慌ててナイスボディから離れ、
 余程こたえたのだろう。ごみ箱から脱出を謀る。
 ところがこの男、マヌケにもうっかりProgram Filesに混ざってしまった。
 『なんだろう、タイルの部屋?』
 言いながらマインスイーパに近づき、
 ちゅどぉん!!
 お約束のように一踏み目で吹っ飛んだ先は、
 『パソコンの中に電車が?!』
 どうやら駅すぱーとだったらしい。
 彼はとりあえず乗車してみたが、バージョンが古かったので
 バグってExcelに突っ込んでしまう。
 思わず表計算された彼だったが、
 『いかん!こんなとこで計算されてる場合じゃない!』
 グラフになる前に逃げ出した。
 が、ちょうどタイムスケジューラでデフラグがかかり、
 『あ──!!!』
 こまごまに分断され、
 『うひょ──!!!』
 またひっついた後、チェスに放り出される。
 『ハリー・ポッターじゃん!?』
 騒いでいたが諦めて、ポーンになる。
 弱いポーンはすぐはじかれて、うれしレシピに入った。
 新鮮なポーンを、よく熱したフライパンで……
 『熱ちィ!!』
 慌てて走り回り、CPUの金属部分で冷やす。
 『もー嫌だ!帰る!』
 USB差込口から出ようとするが、尻がつっかえて出られない。

 泣きべそをかく男。
 その彼に、ろくでもない危機が訪れようとしていた──。

 つづく」


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