今日の日経を題材に法律問題をコメント

2002年03月04日(月) 日経に法律事務所の広告がでていた

 日経の広告に、法律事務所の広告が載っていた。
 事務所所属の弁護士が全員立っている写真で、全国版7段である。

 そこで、今日は弁護士の広告について少し。

 弁護士の広告はこれまで禁止されていたが、一昨年10月、解禁され、原則として自由となった。
 これにより、弁護士の広告が新聞や電車内等に掲載されるようになった。

 といっても、広告を出している弁護士は少数派である。

 というのは、広告の場合は、人の紹介でないから、素性の分からない人も相談に来る可能性があるわけで、それを嫌がる弁護士も多いからである。
 また、広告を出さなくても、十分やっていけるという理由で出さない事務所もあるだろう。

 ただ、これからは、弁護士の世界でも、生き残りをかけて広告などを出して積極的に経営していく弁護士と、従来どおりの方法でやっていく弁護士との二極化が進むのではないだろうか。


 ところで、私も新聞広告を出したことがあるが、広告料というのは高い。

 以前、日経に全面広告を出すことを思いつき、問い合わせたことがあった。

 そうすると、場所を確保するだけで2000万円以上、これに広告デザイン料を含めると、2500万円くらいになるといわれた。
 それを聞いて、すぐに止めた。

 だから、今日の日経に載っていた法律事務所の広告は、800万円くらいになっているのではないか。

 しかし、弁護士が全員立っている写真の広告を掲載して、広告料に見合う効果があるとは思えないのだが・・。(余計なお世話だが)


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