2002年03月10日(日) |
貯蓄証券 安全性を優先して利回り低下 |
日経9面に、「大変わり証券貯蓄」という見出しで、エンロンの破綻による元本割りをきっかけに、証券貯蓄が元本確保優先の運用に移行し始めたという内容の特集記事が載っていた。
MMFの元本割れによって、最近は、MRFが注目されているが、その記事によれば、MRFでは、銀行の普通預金を下回るものも目立つそうである。
これでは、銀行に預けた方がよっぽどましである。
販売会社が、これまでリストとリターンとをきっちり説明することを避け、「安全で預貯金より有利」というあいまいな売り方をしたことのつけが回ってきたのでないだろうか。
だから、元本割れによって、一斉に解約されたのではないか。
むしろ、株式で運用する投資信託を、リスクとリターンをきちんと説明して売った方がいいのではないだろうか。 理想論と言われるかも知れないが、説明責任をきちんと果たすということが、今後、ますます重要になってきていると思う。
|