2002年03月12日(火) |
鈴木議員の証人喚問を聞いて |
昨日の鈴木議員の証人喚問について、日経は、「甘い追及 疑問山積み」という見出しをつけていた。
他の新聞も同じ調子である。 追及が甘いというのは、証人喚問のたびに言われている。
ただ、一応、質問する側を弁護しておくと、鋭い質問をするためには、本人がギョッとするような証拠がなければならない。 しかし、そのようなギョッとするような証拠があることは滅多にないのである。
裁判でも証人尋問があるが、修習中の頃、反対尋問で効果を上げることは期待しない方がいいと言われたことがある。
それなのに、質問する側は、成果を上げないと批判されるのだから、つらいところである。
そうはいっても、昨日、証人喚問を聞いていて、もう少し工夫できないだろうかと思った。
まず、質問の背景説明が長すぎる。 もう少しズバッと質問すべきである。
また、自分の質問事項を消化するのに精一杯で、鈴木議員の回答に対して、その回答のおかしいところをその場で考え(そのためには、これまでの資料がすべて頭に入ってなければならない)、再質問するということをしていない。
要するに、事前の準備、事前の勉強が足りないのである。
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