2002年04月08日(月) |
ネットでの選挙運動が認められる |
日経2面に、「ネットで選挙運動」「ホームページ利用解禁」「政府 2004年参院選 導入めざす」という記事が載っていた。
「何を今さら。」という感じである。
実は、私は、1996年に、選挙運動として、ホームページの利用を認めるよう訴えたことがある。
2004年実施というと、それから8年遅れている。
政治というのは、改革のスピードがあまりに遅すぎる。
もっとも、ネットを利用した選挙運動に、あまり過大な期待はしない方がいいと思う。
とくに、小選挙区制を採用している衆議院議員選挙は、それがいえる。
というのは、現在の小選挙区制においては、支持団体が単一では当選しないため、さまざまな団体に頭を下げなくてはならない。 そうすると、あっちの団体で言うことと、こっちの団体で言うこととが微妙に違うということがあり得る。
ところが、立候補者がホームページに掲示板などをつくって議論を深めていくと、あいまいな主張は許されなくなっていく。
そのため、選挙運動でネットの利用ができるようになっても、多くの立候補者が、わりと差し障りのないことを書いてお茶を濁すのではないかという気がしているのである。
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