2002年04月10日(水) |
井上議長問題 弁護士に相談したのか |
日経2面に、井上参議院議長問題が載っていた。
井上参議院議長問題というのは、井上議長の政策秘書が建設会社から工事受注費として6400万円受領したが、工事規模が予定より縮小したため1000万円を返却したという疑惑である。
この疑惑について、井上議長は、6400万円の受領は否定した上で、1000万円を渡したことについては、「脅迫され、脅し取られた」と説明しているそうである。
これに対し、自民党内からさえも、「とても弁護士と相談したとは思えないお粗末なコメント」との声が出ているそうである。
「とても弁護士に相談したとは思えない」という言い方からして、弁護士に相談した上でコメントしたのだろう。
そこで、弁護士に相談したのに、なぜそのような「お粗末な」コメントになったのかを推測してみよう。
議長「(弁護士に対し)1000万円を渡した理由として、脅迫されたことにしようと思うのですが」
弁護士「脅迫されたのであれば、普通は刑事告訴しますよ。それを何もしてないというのはおかしいです。そんな理由は通らないでしょう。」
議長「では、どのように説明すればいいでしょうか。」
弁護士「うそを言うと必ずバレます。本当のことを言うべきでしょう。」
議長の内心「本当のことを言えないから、相談してるんじゃないか。何のために顧問料を払っていると思っているんだ。」
弁護士の内心「作り話することを勧められるわけがないじゃないか。証人喚問されたら、偽証教唆になってしまう。作り話をするんだったら、自分の責任でやってくれよ。」
議長の内心「役に立たない弁護士だなあ。顧問弁護士を変えようか。」
議長「分かりました。自分なりによく考えて、説明することにします。」
議長の内心「やはり、脅迫されたことにしよう。事実関係については弁護士と十分確認していると言おう。」
かくして、冒頭の「お粗末なコメント」になったというのが、私の推論である。 本当かどうかは知らない。
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