2002年05月01日(水) |
千住警察では、毎日痴漢が捕まっている |
日経(H14.5.1付)・社会面に、桐生市の助役が、電車内で下半身を見せ、公然わいせつ罪で逮捕という記事が載っていた。
新聞には、毎日のように、公然わいせつや痴漢で逮捕された記事が載っている。
もっとも、新聞記事になるのは、氷山の一角である。
以前、当番弁護士として、千住警察署に、被疑者の面会に行ったところ、痴漢の事件であった。
それから何か月か経って、また当番弁護士の順番が回ってきたら(年数回、順番が回ってくる)、そのときも、偶然、千住警察署であり、事件も同じく痴漢であった。
担当警察官からは、「先生、以前も来たねぇ。」と言われた。
(当番弁護士だから、私が選んできたんじゃないんだけどと思いながら)、 「痴漢で逮捕される人は多いんですか。」と聞いたら、
「北千住駅は、いくつかの路線が集まっており、乗換駅にもなっているから、北千住の駅で降りて突き出されるケースが多いんですよ。 毎日、1人は警察に突き出されていますよ。」 と言っていた。
毎日、誰かが突き出されているとはと驚いたことを覚えている。
警察に突き出されても、犯行を認めれば逮捕まではされない。 通常は、5万円の罰金刑で済む。(但し、条例改正により、現在ではもう少し高額化している。)
しかし、否認すると、逮捕されて、その後10日間勾留される。
したがって、本当に痴漢をしたのなら、認めるべきである。 逮捕されて、無断欠勤になって解雇されることの方が困るだろう。
しかし、本当にやっていないときはつらい。
あくまでも否認して、20日間勾留され、長期欠勤となって会社から解雇されるか、やってもないのにやったと認めて釈放されるのかという選択を迫られるからである。
結局、満員電車では、女性の近くにいないのに限るようである。
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