2002年05月27日(月) |
変額保険が飛ぶように売れているそうである |
日経(H14.5.27付)・3面に、スカンディア生命保険社長のインタビュー記事が載っていた。
そのインタビューの中で、ペイオフ解禁に伴い、個人資産の運用先として、変額年金保険などの比率が高まってくると述べていた。
その記事の下段にある「週間ダイヤモンド」の広告では、変額年金保険が飛ぶように売れているそうである。
変額保険は、バブルのころ、銀行融資と組み合わせて、保険料を一括で支払う手法で数多く販売された。
ところが、バブル崩壊により運用益は下がったが、他方、銀行融資の利息は一貫して増えていくことから、大問題になり、数百件の裁判が行われた。 現在でも裁判が続いているケースもある。
現在の変額保険は、銀行融資と組み合わせたものではないから、それ程の危険性はない。
しかし、これまでの定額保険と同様に考えていると、再びトラブルになるおそれがある。
変額保険は、その実質は投資信託である。 この点をきちんと説明して販売できるかどうかが、ポイントであろう。
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