2002年06月13日(木) |
インサイダー取引に対する誘惑は強い |
日経(H14.6.13付)・12面に、ジャック(中古車販売)が、資本・業務提携をしたと報じてられていたが、その記事の最後に、東京証券取引所が、ジャックの株式取引について、不正な売買がなかったか調査を開始したと書いていた。
ジャックの会長は業務上横領で逮捕されているから、公私混同の激しい会社であったと思われる。
今回の資本・業務提携は、その建て直しであるから、それ自体は何ら問題はなく、ジャックの株主や社員らにとって歓迎すべきことであろう。
ただ、昨日のジャックの株価は11%以上も値上がりしており、インサイダー取引があったと疑われても仕方ないであろう。
ジャックのケースは、調査を待たないと、インサイダー取引があったかどうかは分からないが、他にもインサイダー取引があったのではないかと疑われる取引は多い。
しかし、インサイダー取引は、関係者だけ儲けるのだから(但し、法律上は、インサイダー取引の成否に、儲けたどうかは要件になっていない)、証券取引に対する一般投資家の信頼をなくすことになる。 それゆえ、インサイダー取引に対しては、厳格に調査すべきである。
ただ、弁護士でも、インサイダー取引で逮捕されたケースがあるから、インサイダー取引に対する誘惑というのは強いものがあるのだろう。 「インサイダー取引のたねは尽きまじ」というところだろうか。
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