2002年07月29日(月) |
リストラで、サラリーマンは大変なのに、デパートは人が一杯である |
日経(H14.7.29付)社会面にコラム「サラリーマン」は、賃金が頭打ちのため、副業を会社が認めたという記事であった。 また、8面には、「転職の現場から」というコラムで、転職での苦労話が書かれていた。
仕事をしていても、会社の業績はどこも厳しく、売り上げは減る一方のため、人件費を削減して、赤字を回避するしか方法がない会社が多いというのが実感である。
先日も、ある会社から、従業員の賃金カットの相談を受けた。
その会社は、すでに賃金カットを実施しており、ある人は、月収50万円が、43万円くらいになっていた。
しかし、それでも会社は赤字となり、銀行から、2年続けて赤字が出れば、もう支援できないと言い渡され、もう一段の賃金カットをすることになったのである。
そのため、50万円から43万円になった人が、試案では、35万円になることになっていた。
会社の業績、その人の能力などをよく聞くと、やむを得ない結論だが、この人が住宅ローンを抱えていたら、おそらく払っていけなくなるのではないかと思った。
日本は本当に大変な事態になっていると思う。
しかし、事務所の近くのデパートは買い物客で溢れている。
本当に不思議である。
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