2002年08月16日(金) |
法律事務所にはテーミス像がつきものだったが |
日経(H14.8.16付)4面広告欄で、テーミス像の通信販売が載っていた。
一括払いの場合は8万1000円、50台限定だそうである。
テーミスとは、ギリシャ神話の正義の女神である。
左手には裁きの天秤、右手には剣を持っている。目は目隠しをしており、それは、外見に惑わされない公正な裁きを行うことを意味している。
このテーミス像は、法律事務所には必ず飾られていた。
イソ弁(いそうろう弁護士の略で、勤務弁護士のこと)が独立するときには、ボス弁(その法律事務所の経営者弁護士)が、独立祝いとして、テーミス像が贈られることがよくあった。
しかし、最近独立した法律事務所には、ほとんどテーミス像はない。
私の事務所にもない。
テーミス像は、もう流行らなくなったみたいである。
とすると、誰が、この広告を見てテーミス像を買うのだろうと思った。
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