2002年10月02日(水) |
弁護士に研修義務づけ |
日経(H14.10.2付)社会面に、「弁護士に研修義務づけ」という見出しで、第2東京弁護士会では、弁護士に3年間で36時間の研修を義務づけ、知的財産や医療分野などの専門講座も開設するという記事が載っていた。
弁護士会では研修会をしょっちゅうやっている。
したがって、その気になれば、勉強する機会は多い。
しかし、他の仕事が入ると、研修会への出席を予定していてもキャンセルすることがある。
やはり、研修よりも、目の前の仕事を優先してしまうのである。
その意味で、研修の義務づけは賛成である。
もっとも、なかには、勉強しようという意欲がまったくない弁護士もいる。(そんな弁護士に依頼してしまったら悲劇である。)
これまで、弁護士は、金銭貸借、不動産、離婚など、定型的な仕事が多かったし、それで十分収入を得ることができた。
しかし、世の中はどんどん進み、弁護士の仕事も、専門家・高度化してきている。 法律だって、どんどん変わっている。
したがって、これまでのいわば惰性的な仕事のやり方では、競争に取り残されてしまうだろう。
その意味からも、研修を義務づけることはいいことだと思う。
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