今日の日経を題材に法律問題をコメント

2002年11月01日(金) 変わらない体質の先物取引会社

 日経(H14.11.1付)・31面に、「先物大競争時代」というコラムが載っていた。


 アメリカの先物取引会社の事情として、「技術を競う」「目先の利益より信頼」と報じていた。



 他方、日本は、といえば、ひどい状態である。



 先物取引自体が問題があるとは思わない。

 しかし、営業の実態をみると、会社ごと詐欺をしているのではないかと思わざるを得ない。



 「同郷です。」とかいって、電話攻勢をする。

 少しでも脈があると、強引に取引を開始させる。

 いったん取引が始まると、顧客は先物取引の知識がないから、取引会社のいうとおりにするしかない。

 そのうち、「追証がかかりました。」なんていわれて、あれよあれよという間に数千万円をつぎ込まさせられる。

 これ以上、お金がでないと思われたら、それでぽいっと捨てられてしまう。


 ほとんど同じパターンである。

 日本では、この体質は変わらないように思う。 


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