2002年11月12日(火) |
鈴木議員は、保釈請求をしていないそうである |
日経(H14.11.12付)・社会面に、鈴木宗男議員関連の記事が載っていた。
昨日の夕刊の記事によると、鈴木議員は、これまで保釈請求をしていないようである。
否認事件の場合は、保釈請求は認められにくい。
証拠を隠滅する恐れがあるというのが一応の理由である。
ただ、第一回公判で検察官の証拠請求に同意すれば、保釈が認められことは多い。
証拠請求に同意するということは、裁判官に証拠をみてもらっていいという意味である。
そして、裁判官が証拠がみた以上、証拠を隠滅する可能性は低くなったから、保釈を認めてもよいという理屈になる。
ところが、鈴木議員の場合は、検察官が請求した証拠の半分近くを不同意にしたそうであるから、当分保釈請求は認められないだろう。
そして、保釈請求しても認められないことを見越して、保釈請求していないのだろう。
ところで、かつてに比べて保釈が認められる割合は低くなってきているといわれている。
裁判所が一番困るのは、保釈した結果、逃げてしまうことである。
最近では、許永中が逃げた例がある。
重大事件では、保釈金が何千万円どころか、一億円以上になることもあり、逃げるとそれが没収される。
それでも逃げることがあるのは、シャバがそれ以上の価値があるということなのだろうか・・。
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