2002年11月26日(火) |
取調中の男性が拳銃の発砲により死亡した事件 |
日経(H14.11.26付)・社会面に、取調中の男性が拳銃の発砲により死亡した事件の民事裁判で、一審で敗訴となった神奈川県が控訴したと報じていた。
この事件で、警察は、死因は、男性が自ら発砲した自殺であると発表した。
しかし、民事裁判において、死因は、警察の過失により暴発したものと認定されたのである。
そして、その判決の中で、警察の証拠隠滅工作について詳細に認定したようである。
これに対し、神奈川県が控訴したものであるが、控訴の方針は神奈川県警の意向によって決められていることは明らかである。
そして、神奈川県警は、「控訴審では必要があれば新証拠の提示を検討したい。」と言っているそうである。
しかし、これは極めて問題のある発言であろう。
新証拠があるのなら、なぜ一審で出さなかったのだろうか。
もっとも、おそらく「新証拠」などないのだろうと思うが・・。
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