2002年12月12日(木) |
毒入りカレー事件で、林真須美被告に死刑判決 |
日経(H14.12.12付)社会面に、和歌山の毒入りカレー事件で、裁判所は林真須美被告に対し死刑判決を言い渡したと報じていた。
私は無罪になると予想したから、予想は大ハズレである。
なぜ無罪になると思ったかというと、数日前に朝日新聞で、林真須美被告の近況についてかなり同情的なタッチで書いていたからである。
マスコミはずるいから、早々に逃げ道を作ったのかなあと思ったのだが。
それにしても、判決要旨を読むと、「被告の周辺にあったヒ素がカレーに混入した蓋然性が極めて高い」「カレーを作っていたガレージに1人でいた蓋然性が高い」などと、蓋然性を積み重ねており、無理があるなあと思うところがある。
しかも、犯行の動機も明らかになっていない。
したがって、無罪となってもおかしくない事件だと思う。
今後も、控訴審、最高裁と、まだまだ争われるだろう。
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