2003年01月24日(金) |
ネット証券取引では、不正取引の防止が重要課題である |
日経(H15.1.24付)・4面で、「ネット証券 信用取引に傾斜」という見出しの記事があり、その脇に、「不正取引の防止策課題に」というサブ記事みたいなものがあった。
その記事では、ネットでの証券取引は、他人名義での売買や、株価操作の温床になりやすく、そういった不正取引に厳正に対処する必要があると指摘していた。
他人名義を使ってネット取引するのは、不正取引の確信犯であろう。
そういった確信犯だけでなく、ネット証券取引では、証券会社の営業担当者を通さないため、普通の人でも非常に軽い気持ちで株価操作をしてしまいがちである。
ネット証券会社は、そのような安易な気持ちで不公正取引にあたる行為をしている人たちに対し、それが犯罪にあたるということを十分周知させる必要があるだろう。
ネット証券取引が不正の温床と思われ、ネット証券取引は怖いという印象を与えれば、結局は一般投資家が証券投資から遠ざかるようになり、証券会社だけでなく、経済全体にとっても不幸なことだからである。
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