2003年02月13日(木) |
弁護士ゼロ地域を三年以内に解消 |
日経(H15.2.13付)・2面に、弁護士ゼロ地域を三年以内に解消するという記事が載っていた。
全国には地方裁判所の支部地域が約200あるが、そのうち、弁護士が一人もいない地域または一人しかいない地域を「ゼロワン地域」と呼んでいる。
これが、200地域のうち61地域もある。
特に、北海道、九州などは人口が少なく、しかも、支部地域の面積が広いので、ゼロワン地域が多い。
こうした地域は、移動に時間がかかる。
一日のうちほとんどの時間、ただ車を運転していただけということになりかねない。
しかも、こういった地域の仕事は、国選弁護人とか、個人破産事件とかといった細かい仕事が多い(要するに単価が安い)。
そのため、本来であれば、仕事の量を多くこなさないとやっていけないのに、移動にばかり時間をとられて、仕事もこなせないのである。
したがって、弁護士のなり手が少ないということになる。
そういった地域に弁護士を派遣しようというのだから、いいことだと思う。
私も、いずれ、ゼロワン地域に支店を出して、そこに自分自身が行ったり、事務所の勤務弁護士を派遣したりするといったことをやりたいというのが夢である。
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