今日の日経を題材に法律問題をコメント

2003年03月11日(火) 時効はなぜあるのか

 日経(H15.3.11付)社会面に、朝日新聞襲撃事件はすべて時効になったと報じていた。


 この事件の時効は15年である。

 
 時効などなくし、いつまでも犯人を追及しろという考えもあるかもしれない。


し かし、年月が経つと証拠はだんだん散逸し、捜査は困難になるし、誤判の恐れも強くなる。

 そこで、時効という一定の期間の制限を設けたといわれている。


 ただ、実際上の理由は、捜査の負担軽減であると思う。



 時効期間は罪の重さによって違う(刑訴法250条)。

 殺人は15年

 窃盗や傷害は7年

 罰金刑にあたる罪は3年である。

参考までに。



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