2003年03月18日(火) |
「倔里設林」は、「グリセリン」と読む |
日経(H15.3.18付)社会面の広告欄に、商標権の指定商品の書き換え制度のお知らせが載っていた。
商標は商品の区分ごとに登録される。
ところが、時代とともに分類の仕方を何度か改正しているため、何種類もの分類の仕方が並存することになった。
それを現行の分類に統一することにしたものである。
そのお知らせの中で明治32年の法律の分類に「倔里設林」という分類があった。
こんな分類があったかなあと思う以前に、そもそも読み方が分からなかった。
現行分類では「グリセリン」となっている。
なるほど、「倔里設林」は、「グリセリン」と読むわけである。
これはあまりに古い例だが、商標制度はよく改正される(最近は、他の法律もたびたび改正されるが)。
そのため、改正前の古い本を持っていて、改正を知らずにアドバイスをすると大変なことになる。
実際、商標権侵害の相談をされて、間違ったアドバイスをしそうになったことがある。
だから、常に改正後の新しい本を買い、ほとんど使っていないのに古い本は捨てなければならない。
もったいないけど、仕方ない。
|