2003年03月24日(月) |
日興ソロモンの処分は遅すぎる |
日経(H15.3.24付)社説に、「日興ソロモン不正の教訓」と題して、不正取引排除のための制度改革が急がれると論じていた。
日興ソロモンの不正とは、同社が取引終了間際に過剰な買い注文を入れて、株をつり上げたことが、証券取引法で禁止する作為的相場形成にあたると認定されたものである。
問題は、それが行われたのが昨年の7月であり、それから9か月経ってようやく処分された点である。
現在の証券監視委の陣容が不十分ということが原因なのだろうが、それにしてもあまりにも処分が遅い。
不正な取引があれば、それに対し迅速に対応しなければ、市場からの信頼は得られないと思う。
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