| 2003年06月17日(火) |
外国為替証拠金取引に注意 |
日経(H15.6.17)7面に、外国為替証拠金取引のトラブルが絶えないという記事が載っていた。
この取引は、名前すらすると外貨預金の一種と勘違いしそうであるが、内容はまったく違う。
証拠金の10倍もの取引をするものであり、ハイリスク、ハイリターンの取引である。
ちなみに、素人には危険といわれている株の信用取引でさえ3倍である。
しかも、取引に対する規制がまったくない。
したがって、一般の方が行う取引ではない。
すでに被害者が裁判を提起し、損害賠償が認められている例もある。
この種の裁判では、通常は、被害者にも落ち度があるとして、過失相殺されるのであるが、この判決で注目すべきことは、被害者には落ち度がないとして、過失相殺していないことである。
名前は外貨預金と紛らわしいが、取引内容はまったく違うのであり、近寄ってはいけない取引なのである。
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