2003年07月09日(水) |
早大生らによる強姦事件 |
日経(H15.7.9)社会面に、強姦事件で逮捕された早大生が退学処分という記事が載っていた。
もっとも、新聞では「強姦」とは書かず、「女子大生集団暴行事件」と書いていたが。
この事件の事実関係については雑誌のつり革広告で見る程度でよく知らないが、逮捕された学生たちが実刑になることは間違いないだろう。
かつては強姦事件の刑は軽かった。
しかし、現在では裁判所は被害者が受ける精神的苦痛を重視している。
とくに最近はPTSD(心的外傷後ストレス性障害)に対する理解も進んでおり、厳罰化の傾向にある。
また、強姦事件では被害者と示談ができれば執行猶予になる可能性はかなり高かった。
しかし、被告人が損害賠償を受けることは当然であって、それと執行猶予が引き換えになるのはおかしいと言っている裁判官もいるくらいであり、示談したからといって執行猶予になるとは限らない。
したがって、悪質な強姦事件の場合は示談できても実刑になることがある。
早大生らによる強姦事件の場合は、輪姦であり、それだけで悪質である。
しかも何件も強姦事件を起こしているようであり(新聞報道ではあるが)、偶発的な事件とはいえない。
これらを考え合わせると、実刑4年程度は覚悟しないといけないのではないだろうか。
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